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滑り込み出場の原英莉花に吉兆? 渋野日向子と2サムで「すごく楽しみ」

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇22日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6487ヤード・パー72>

2020年大会覇者の原英莉花は、前週の「大王製紙エリエールレディス」で15位タイに入り、メルセデス・ランキングは31位にランクイン。「胃が痛かった(笑)」という重圧にも負けず、今季優勝者、ランキング上位選手しか出場できない今大会に、自力での出場を決めた。

渋野日向子から攻撃を受ける原英莉花【写真】

「よかったです、とりあえず」とほっと胸をなでおろしたのも束の間。月曜日にさっそくコース入りすると、ドライビングレンジとパッティンググリーンで調整し、火曜日には18ホールのラウンドでコースを確認した。先週の雨の影響によって、「グリーンは例年よりも重たいというか、柔らかめですね。ちょっと湿っているような感じ」。4年連続4回目の出場となるが、これまでとは違う印象を抱いている。

先週は「もう怖いものは何もない」とこの最終戦を見据えていた。そして開幕2日前となったこの日は「ここに出場できるのはすごくうれしい。今回は“また来週頑張ろう”というのがないので、全部の力を出せるように頑張りたいです」と話した。初めてシーズン未勝利で迎える最終戦に、ありったけの力をぶつける構えだ。

20年大会は「初日からいいペアリングでやらせていただいた。その相手に勝っていって、気づいたらトップに立ってたって感じでした」という自身初の完全優勝を果たした。2サムにはマッチプレーのイメージもあり、「すごい好き」。そしてメルセデス・ランキング順に組まれた今大会のペアは、今季米ツアーを主戦場とした渋野日向子。「すごく楽しみです」と気持ちを高める。

ちなみに、その20年大会は2日目に渋野とラウンド。そのときは原が「68」、渋野が「69」でプレーしている。初日から渋野とのペアリングはちょっとした“吉兆”になるかもしれない。

「強い気持ちをもって、4日間戦い抜きたいです」。泣いても笑っても、これが最後。すべてを出し切り、最高の締めくくりをしてみせる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>