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原英莉花の最終戦確定へ 「イラっとした」ラウンドも安全圏浮上濃厚

<大王製紙エリエールレディス 3日目◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

選ばれし40名の選手しか出場できない最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(11月24〜27日・宮崎カントリークラブ)の切符争いもいよいよ残り1日となった。

初日は“ヒョウ耳&ヒョウ柄”でも注目を集めた原英莉花【写真】

出場できるのは今季の日米ツアー優勝者、11月8日時点での世界ランキング50位以内の選手はすでに出場が確定。それ以外の選手の中の欠場を表明している選手を除いた残り16枠が、メルセデス・ランキング上位者に割り振られるのだ。

今大会の開幕前にその“16番目”につけていたのが原英莉花。「少しだけ緊張しています」とスタートすると、初日の4連続バーディ発進して以降、なかなか波に乗れない展開が続いた。ムービングデーのきょうは後半落とすと、この日一番やさしい最終9番パー5でバーディを逃してホールアウト。「イラっとした。許せない!(笑)」と言いつつも、トータル5アンダーの18位タイで3日目を終えた。

上位につけられていることは非常に大きい。このままの順位で終われば、原より上の順位で3日目を終えた鈴木愛(首位)と野澤真央(9位タイ)の結果に関わらず、すでに予選落ちしている全美貞(韓国)を抜き“15番目”に浮上する。そうなれば、たとえ3位タイのリ・ハナ(韓国)、4位タイの岩井明愛といった『優勝以外最終戦に出場できない』選手たちが優勝して、メルセデス・ランキング上位者の枠が“15”に減ったとしても、無事に切符獲得となるのだ。

ただし、あと1日あるため、まだまだ油断はできない。全を抜く条件は単独29位以上。この日までの悔しさを最終日にぶつけて、気持ちいいかたちで宮崎へと向かいたい。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>