このエントリーをはてなブックマークに追加

届かなかった2m 19歳・桑木志帆は初シードならず涙「どこかで意識してたのかな」

<大王製紙エリエールレディス 2日目◇18日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

これまで何度もドラマが生まれた17番で19歳は涙をのんだ。メルセデスランキング51位から逆転シードを狙った桑木志帆は、トータルイーブンパー・53位タイとカットラインに1打足りず予選落ちとなった。

ベテラン・有村智恵も無念… 予選落ちでシード喪失【写真】

17番は510ヤードながら打ち下ろしで、飛距離の出る選手なら2オンも狙えるパー5。予選通過圏内に1打足りていなかった桑木も積極的に攻めていき、残り216ヤードから5番ウッドで2オンに成功した。6メートルのイーグルチャンス。週末に望みをつなぐ可能性を大いに高めた。

だが、下って上るラインを先に打った鈴木愛の球を見て「少しビビってしまった」と2メートルショート。さらにこのバーディパットは「ライン読みが…」と右を抜けて万事休す。このパーが響いて予選通過を逃し、大粒の涙が桑木のほほを伝った。

「緊張はなかったです」。平常心でこの大一番に臨めたはずだったが…。「自分らしくできたんですけどかみ合わなかった。どこかで意識してたのかな」と振り返る。

シードには手が届かなかったが、ほかの選手次第では来季の前半戦出場権を得られる可能性は高い。「来年はスタートダッシュを決めて、この位置で争わないようにしたいですね」とリベンジを誓った。

<ゴルフ情報ALBA.Net>