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地元で大団円へ“読み”がピタリ 河本結のシード復帰が見えてきた!

<大王製紙エリエールレディス 2日目◇18日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

かつてアルバイトをしていたほど勝手知ったる舞台だからこそピンと来た。「このピン位置はボーダー。上の選手は伸びない」。地元・愛媛県出身の河本結は「コースを知っているから分かる。ボーダー上の人たちには心理的なイヤな位置でした」とバーディ合戦が有名なコースで、セーフティなプレーを心掛けた。

実力者たちも無念のシード落ちが確定…【写真】

その結果、「70」と1つ伸ばしてトータル2アンダーの34位タイ。しっかりと週末への切符をつかんだ。「まずはホッとしていますね。この試合は予選落ちが多かった。土日に地元のファンの方にプレーを見てもらいたかった」。まさにプラン通りといった内容だ。

シードを目指すうえでもあと2日戦えることは非常に大きい。現在メルセデス・ランキング(以下MR)は52位、最低条件は単独24位以上と十分に狙える位置だ。しかもシードを争うMR48位の金澤志奈、同49位の小倉彩愛、同51位の桑木志帆、同53位の上野菜々子、同55位の林菜乃子は予選落ち。あとは自分が伸ばしていくだけである。

やはり年間のシードと前半戦出場権(MR51〜55位まで)とでは違う。「年間のシードはリランキングを考えなくていいので、しっかりと休んでいける。体力を考えたら翌年、その先のことまで考えられる。やっぱり違いますね」。同じQTに行かないのでも雲泥の差なのだ。

「あしたからはより多くのチャンスを作ってバーディを量産したい。自分らしい攻めるゴルフをしたいですね。最終戦だってあきらめてない」。ここまでは予定通り。シード復帰へ、大声援を背に一気に駆け抜ける。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>