このエントリーをはてなブックマークに追加

「最後は気合い」「いいプレッシャーになっている」… 逆転シードを目指す選手たちの心持ち

<大王製紙エリエールレディス 事前情報◇16日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

いよいよ残り2試合となった国内女子ツアー。最終戦は基本的に今季優勝者とポイントランキング上位者しか出場できないため、シードを争う選手たちにとってはこれが最後の戦いとなる。

これまで、最終日にイーグルを奪った2016年の藤本麻子、昨年2位に入った柏原明日架といった選手たちがこの大会で圏外から逆転シードを手にしてきた。昨季は賞金ランキングとメルセデス・ランキング(以下MR)の50位以内にシードが付与されたが、今年からはMRに一本化。どんな逆転劇が見られるのか。現在圏外にいる選手たちに心持ちを聞いた。

■河本結(MR52位、シード最低条件…単独24位以上)

「今は一番状態がいいと思います。心技体がそろっていますね。いい緊張感がありつつ、地元なので落ち着いているし、ワクワクもしている。もちろんシードを獲るために落とせないという引き締まった気持ちもあります。この大会で優勝争いができる。そんな根拠のない自信があるんです。結果はどうであれ受け入れる準備はできています。目の前の一打に集中して、周りの人たちに感謝しながらプレーしたいですね」

■安田祐香(MR54位、シード最低条件…単独17位以上)

「先週は今年で一番いいショットが打てた。そのイメージを忘れないようにしたいですね。周りとの差を見ていますし、いいプレッシャーになっています。今週は初日からいいゴルフができればと思います。目標は高いほうがいい。トップ10に入りたいですが、できる限り上に行きたいですね」

■林菜乃子(MR55位、シード最低条件…単独11位以上)

「調子は良くなりました。いい状態です。先週も予選落ちでしたが、内容は悪くありませんでした。(師匠の)芹澤信雄プロからは“最後は気持ち”と言われました。目の前の一打に集中するのはもちろん、強い気持ちを持って戦いたいです」

■有村智恵(MR56位、シード最低条件…単独7位以上)

「正直、体次第なところはありますね。一カ月前に腰を痛めて、2週間前くらいには首も痛くなった。どうにかゴルフはできるレベル。とにかく万全な状態で18ホール回れればと思います。厳しい位置での戦いで緊張すると思いますし、難しく感じるところもあると思いますが、一生懸命やって、ここまで来たら悔いなくやりたいですね」

■葭葉ルミ(MR58位、シード最低条件…単独6位以上)

「今週から球筋を変えました。フェード2日目です(笑)。試合で使えないとダメなので、使えるように準備していきたい。まずは優勝を目指して、そこからいろいろと考えていきたい。いい意味で来年にもつながればと思います」

■永峰咲希(MR62位、シード最低条件…単独3位以上)※複数年シード保持

「ここになって色々とそろってきたなという感じもある。先週からカーボンシャフトにしてラフに行っても、そこからパーオンできる確率が上がった。むっちゃいいじゃん! クラブでこんなに変わるんだ、という発見もありました。結果が全然出ていないので悔しいですけど、いろいろな発見もあって、あまりネガティブに考えていません。そういうのを見つける1年だったと思う。これを踏まえたオフも見える」

<ゴルフ情報ALBA.Net>