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ドラマチックな逆転シード入りから1年 柏原明日架が「全然違うコースを回っている感じ」という理由

<大王製紙エリエールレディス 事前情報◇15日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

昨年大会で2位に入り、シード圏外から逆転で滑り込みシードを死守した柏原明日架。現在メルセデス・ランキング81位と今年も圏外ながら、昨年のようなドラマチックな逆転劇に期待がかかるが、「練習ラウンドをしていても去年のことは思い出さないですよ」という。

理由はこの1年で取り組んでいることが全く違うから。10月の「日本女子オープン」の頃からコーチである父から、そしてプロコーチの森守洋からアドバイスを受けてダウンスイング時にクラブが背中側に寝るクセを修正。そのため、「全然違うコースをまわっている感じです」という言葉が出たのだ。

アドバイスの成果は確実に出ている。前週の「伊藤園レディス」では上位争いに加わり11位タイフィニッシュ。「少しずつ自信が湧いてきた」と言えるところまで戻ってきた。

今週はそのショット力が問われる戦いとなりそうだ。「ピンポイントの細かい縦の距離が求められるコースだと思います。乗せるところを間違うと難しいラインが残ったりするので、そのあたりのマネジメントをしっかりしたい」。調子が上がってきたアイアンショットを見せるにはうってつけの舞台といえる。

「ピンチを少なくするゴルフをしたいですね」と柏原。逆転シードへは優勝のみ。昨年以上に条件は厳しいが、仕上がりも昨年以上とも言ってもいいだけに期待して見守りたい。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>