このエントリーをはてなブックマークに追加

シード復活はもう目の前 河本結は地元・愛媛で「心技体が揃った!」

<大王製紙エリエールレディス 事前情報◇15日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

2019年に賞金ランキング6位に入り初シードを獲得した河本結。その後、米ツアー挑戦を経て再び日本ツアーに戻ってきた20-21年の統合シーズンでシードを喪失した。現在メルセデスランキングは52位と、シード復帰を目の前にした状況で、地元・愛媛での大一番に挑む。

緊張感のある戦いを前にしても表情は明るい。「今は一番状態がいいと思います。心技体が揃っていますね」とハキハキした口調で語る。「いい緊張感がありつつ、地元なので落ち着いているし、ワクワクもしている。もちろんシードを獲るために落とせないという引き締まった気持ちもあります」と出てくる言葉からもポジティブさ、いい『心』の面がうかがえる。

『技』術面も上昇気流。「先週までアイアンのヘッドを換えたり、シャフトを換えたりしていたのですが元に戻して良くなって、やっとショットが落ち着いてきました」。グリーン上もいい調整ができている。「ここ2週間ショートパットを外しまくっていたのですが、パッティングコーチに見てもらって、セットアップを調整しました」。遠く構えていたボールに近づき、バラバラだったアライメントも修正。「一番いい転がりで打てるポジションを作れていると思います」とこちらも自信アリ。

そして『体』の部分は地元であることが大きい。「実家で寝られるので身体のストレスは少ないですし、自分のしたいスイングができる身体の状態になっています」。年間で唯一“自宅通勤”ができることも心身ともにストレスを軽減している。

それらが合わさった結果、「この大会で優勝争いができる。そんな根拠のない自信がある」と言い切れるところまできた。「結果はどうであれ、受け入れる準備はできています。目の前の1打に集中して、周りの人たちに感謝しながらプレーしたい」。シード圏内となる50位に入るには単独24位が最低条件。今年は“上限人数なし”という地元の大ギャラリーも味方に、逆転で来季の出場権をつかみたい。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>