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西郷真央、稲見萌寧の“逆転女王”への思いは? 「まずは自分のゴルフをしっかり」

<伊藤園レディス 事前情報◇10日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

現在2788.78ポイント(pt)でメルセデス・ランキング(MR)1位に立つ山下美夢有は、優勝すると年間女王戴冠が決まる可能性もある大会に臨む。一方、その背中を追う選手たちは、どのような心境で天王山を迎えるのか。

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山下を579.45pt差で追う、MR2位の西郷真央は「ドライバーが範囲内に入ってくるようになったことと、持ち球のフェードっぽい球を打てる回数が増えてきた。ちょっと安心できる」と、状態が上向いていることを感じながら地元・千葉の大会に入る。

もしもこの試合で山下が勝った場合、西郷は単独4位以上を死守しなければ逆転女王の可能性がついえる。しかし、これについての意識は「特にない」。今はティショットの不安をなくすことが最優先課題で、「まずは自分のゴルフをしっかりしたい。どれだけスコアメイクできるかにフォーカスしたい」と話した。

またトップと686.59pt差でMR3位につける稲見萌寧は、山下が優勝した時点で2季連続女王の道が閉ざされる。昨年は2位に9打差をつける圧勝劇で、賞金女王に大きく前進した大会だが、「先週あたりからショットがあまり思うようにいかない。なかなか上位にいくという感じではないんですけど、なんとか頑張りたい」と、少し不安ものぞかせる。

こちらもポイントレースに関しては、「自分が何位とか何ポイントとか把握してない。抜きたいというよりも、自分のポイントを上げられたらいいなぐらい」とプレッシャーはない。「状態をよくしないととか、来年戦うために今から考えながら調整したい。優勝というよりも、とりあえず今をよくするためにどうしようか、ということを考えて」と、気持ちよくスイングできる状態を目指していく。

この2人に加え、残り3戦3連勝するしか山下を逆転する道が残されていないMR4位の西村優菜(1924.57pt、山下との差は864.21pt)までが、女王の可能性を残している。初日はこの西郷、稲見、西村が同組で、午前10時に1番から最終組でスタートする。

■今週、年間女王が確定するケース

・山下美夢有が優勝→2988.78pt

・西郷真央が単独4位(以下)→2279.33pt(以下)

=両者の差が709.45pt以上になるため山下の女王が確定

※今季残り2試合の優勝ポイントは「大王製紙エリエールレディス」が300pt、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が400pt

【11日現在のメルセデス・ランキング上位】

1位:山下美夢有 2788.78pt

2位:西郷真央  2209.33pt ※1位との差 579.45pt

3位:稲見萌寧  2102.19pt ※ 〃 686.59pt

4位:西村優菜  1924.57pt ※ 〃 864.21pt

―― 以上が年間女王の可能性あり ――

5位:吉田優利  1804.51pt ※ 〃 984.27pt

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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