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史上初の300ヤード超えドラコン女王 ツアー屈指の飛ばし屋・穴井詩【きょうは誰の誕生日?】

11月11日は、ツアー通算3勝を挙げている穴井詩の誕生日。1987年生まれで、きょうで35歳。ツアー屈指の飛ばし屋で、女子ツアーのドライビングディスタンスの計測がはじまった2017年から常に上位にランクインし、19年は平均260.67ヤードで1位。今季も、平均256.94ヤードで1位に立っている。

穴井詩は2022年ドライビング女王を獲得 2位には岩井明恵【写真】

また、毎年ドライビング女王コンテストが行われる「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」では、今季の大会で302.3ヤードを記録して優勝。コンテスト史上初となる300ヤード超えを達成した。

愛知県岡崎市出身。教師の両親のもと3人きょうだいの末っ子として生まれ「女の子でプロスポーツをするならゴルフだな」という父の勧めで、気がついたときにはプロゴルファーになると決めていた。

父の転勤がきっかけで中学2年生で米国マサチューセッツ州ボストンへ引越し、ゴルフ部に入部して本格始動。周囲は男子部員ばかりだったが、高校ではエースの座を守っていた。

卒業後はフロリダ州のノバサウスイースタン大学に入学したが、学業とゴルフの両立を断念し中退。その後ミニツアーを転戦して米ツアーを目指す予定だったが、歯が立たず帰国して日本でプロになることを決意。

19歳で滋賀県の富士スタジアムGCに入り、練習に励んで08年にプロテスト合格を果たす。11年開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で人生初の最終日最終組でプレーし、10位タイ。シード獲得には至らなかったものの、この年のファイナルQTで12位に入って翌年のツアー参戦資格を手に入れた。

12年は「富士通レディース」で、最終日を単独首位で迎えたものの成田美寿々に逆転負け。悔しさを残したが初の賞金シードを獲得した。

13、14、15年と優勝争いに加わるもののあと一歩のところで手が届かなかった。そんな苦節の日々を乗り越えて、念願を達成したのはプロ9年目の16年。所属先が主催する「ゴルフ5レディス」でホステスプロとして勝利を挙げた。

その後は17年「センチュリー21レディス」、19年「NEC軽井沢72」と勝利を重ねツアー通算3勝。今季は4度のトップ10入りで現在メルセデスランクは47位。残り試合で、10シーズン連続でのシード入りをしっかりと決めたいところだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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