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ラーム・ルール誕生? 高額賞金大会20試合でトップ選手は1試合は欠場可へ

サウジアラビアがバックアップする巨額マネーの「LIVゴルフ」への選手流出を食い止めるため、今季からPGAツアーでも高額賞金大会が始まる。“トップ選手”が年間20試合(メジャー4大会を含む)で熱い戦いを繰り広げるが、それが年明けから鳴り物入りで開始される。

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一大会の賞金総額は2000万ドル(約29億円)、2500万ドル(約36億2500万円)とLIVゴルフには届かないが、年間を通してツアーに貢献した選手20名には総額1億ドル(約145億円)のPIP(プレーヤー・インパクト・プログラム)のボーナスも配られる。

ただそのボーナスの権利を得るためには、トップ選手らは高額賞金大会20試合への出場が義務とされた。PGAツアーの意向としては「トップ選手が集まることが約束された大会」とアピールしたいわけだが、メジャーが4大会含まれているとはいえ実際にその出場義務が課される選手にとっては大きな負担。とくにDPワールド(欧州)ツアーも戦う選手には厳しい条件となる。

ジョン・ラーム(スペイン)は、これに対して「20試合は大変すぎる。ツアーがルール変更をしても驚かない」と異論を唱えていた。そしてツアーは、結果的にこのラームの意向に少し添うことになる。先週PGAツアーは選手にメモを送付。「20大会の中で『個人的、あるいは仕事上の都合』で1大会の欠場は可能とし、PIPの権利は守られる」と伝えた。

また高額賞金大会以外にある3大会の出場義務のうち、1つは、2022-23シーズンが終了した秋の大会(インターナショナルシリーズ以外)でも可能となった。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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