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連覇を目指す松山英樹はパットに苦しみ49位後退「週末はしっかりバーディを獲りたい」

<ZOZOチャンピオンシップ 2日目◇14日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(日本・千葉県)◇7079ヤード・パー70>

大会初日は雨が降りタフなコンディションとなったが、雨が上がったこの日は60台前半のビッグスコアを出す選手がいるなか、大会連覇を狙う松山英樹はグリーン上でフラストレーションがたまった。2バーディ・1ボギーの「69」と1つ伸ばすにとどまり、トータルイーブンパー。首位と10打差の49位タイと順位を落とした。

天候が回復したこともあり、前日よりも多くのギャラリーが詰めかけた。1番から出た松山は、2番パー4で2打目を2.5メートルにつけて会場を沸かせたが、バーディパットはカップのわずか左をすり抜けてパー。4番、5番も5メートル前後のバーディパットだったが、曲がるラインでカップに沈まない。

6番パー5では、ガードバンカーからあとわずかでチップインというショットを披露。30センチに寄せてこの日初バーディを奪った。このまま勢いに乗るかと思われたが、7番パー3では4メートルのバーディパットがわずかに外れるなど“惜しい”パットの連続で後半も波に乗れなかった。

パーオンホールでの2日間平均パット数は1.920で出場78人中76位と数字にも表れている。「やっぱりパッティングが入らないとスコアにならない。流れがつかめそうなところで入らなかったり、ミスしてしまった。トップと差が開いてしまったことは悔しい」と振り返る。

ティショットを林に入れても2打目でグリーンをとらえるなど、ところどころ松山らしいリカバリーを見せていたが、「最終的にはバーディをたくさん獲って伸ばしていきたいと思っているので、なかなかうまくいかないですね。週末はしっかりバーディを獲っていきたい」と残り36ホールでバーディ量産を狙う。

ホールアウト後は日没が迫る時間まで練習グリーンでボールを転がした。週末になれば松山も「力になる」というギャラリーはさらに増えることが予想される。大ギャラリーの声援を受けてどこまで伸ばせるか。(文・小高拓)

<ゴルフ情報ALBA.Net>