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「入っちゃった」でボギーなしの“67” 国内賞金ランク1位の比嘉一貴が6位発進

<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇13日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(日本・千葉県)◇7079ヤード・パー70>

PGAツアー仕様に仕上げられた習志野CCは、フェアウェイサイドのラフは逆目ですっぽり埋まるようなところが多い。攻略のカギは「フェアウェイキープ」と掲げた国内賞金ランキング1位の比嘉一貴は、作戦どおりのラウンドで3バーディ・ボギーなしの「67」。日本勢最上位となる首位と3打差の6位タイで初日を終えた。

大会初日の比嘉のドライビングディスタンスは283.5ヤードで出場78人中56位だが、フェアウェイキープ率は84.62%(11/13ホール)で2位。フェアウェイからでも「セーフティに攻めていた」ため、10メートル前後のパットを確実に2パットで沈めて、3つあるパー5で3バーディを奪った。

ピンチがなかったわけではない。前半の5番パー3では4メートルほどのパーパットを沈め、9番パー4では8メートルを決めてパーセーブする場面も。加えてバーディを奪った18番パー5では7メートルの下りのフックラインで「寄せにいった」ボールはラインに乗ってカップイン。ティショットの安定感とパッティングがスコアを支えた。

雨が降り、難しくなったコンディションの中でもボギーフリー。「(パットが)入っちゃったので、自分の中では3つくらいボギーを打っている感じ。よく耐えたかな」と話したが、前半からピンチをしのいだことでいい流れをつくり、「気持ちのいいゴルフでしたね」と白い歯を見せた。

PGAツアーでありながら国内開催。「慣れた芝でいつも通りできていると思います。海外の選手が日本の芝にてこずっている感じがしないので、アドバンテージを感じていることはまったくないです。こうやって耐えるゴルフができているのは成長していますし、間違いなく昨年よりいいスタートが切れました」。昨年は3オーバー・62位タイ発進。日本ツアーの代表の意識を“片隅”に持つ今週。賞金ランク1位にふさわしい滑り出しとなった。

「毎日アンダーパーを目標にして、最終的に二桁アンダーを出したい。最終日は難しいセッティングになると思うので、やっぱり3アンダーが最低ラインかな。明日も同じようなスコアでプレーしたい」。2日目はパー5に加えて、距離の短いパー3でのバーディも狙いたいと意欲を見せた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>