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連覇を狙う松山英樹は7差41位と出遅れ 距離感に苦しみ「思ったプレーができなかった」

<ZOZOチャンピオンシップ 初日◇13日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(日本・千葉県)◇7079ヤード・パー70>

日本で開催されているPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」で連覇を狙う松山英樹は、2バーディ・3ボギー「71」の1オーバー。首位と7打差の41位タイと出遅れた。

朝から雨模様で肌寒い天候の中、1年ぶりに松山のプレーを見ようと5813人のギャラリーが詰めかけた。松山のスタートホールのティイングエリアには人の輪ができ、コースサイドも多くの人であふれ返った。

スタートの10番パー4は、エッジからの3打目を50センチに寄せてパー発進。11番パー4でフェアウェイからの2打目が大きくグリーンをオーバーするなど、ボギーが先行した。13番パー3でのティショットはピン方向へ一直線。会心のショットに思えたが、手前7メートルとショートした。それでもバーディパットをきれいに沈めてギャラリーを沸かせた。

続く14番パー5は3打目を1.5メートルに寄せたが、これを決められず。流れに乗れない。雨風が強くタフなコンディションになってきた17番パー4では、2.5メートルのパーパットを外して再びオーバーバーへ。折り返した3番パー3では1打目を右2.5メートルに乗せてイーブンに戻したが、距離のある4番パー4ではティショットが深いラフにつかまり、3オン2パットのボギー。結局このまま1オーバーでホールアウトした。

前半からショットの調子は悪くはなかったが、「距離感がなかなか…」と松山らしいピンに絡むショットがほとんどなかった。「いいショット、いいパットを打てても結果につながらない。悪いパットも多かった。自分の思ったプレーができなかった」と振り返った。

大勢のギャラリーから声援を受けた初日。「結果につなげられなかった」と肩を落としたが、まだ戦いは始まったばかり。「全体的な修正をして、(首位と)少しでも縮めて3日目、4日目に臨めるようにしたい」と残り3日間に連覇への望みをつなぐ。(文・小高拓)

<ゴルフ情報ALBA.Net>