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セルヒオ・ガルシアはやっぱり「罰金処分」!来年のライダーカップ出場も不可の可能性

9月、ロンドン近郊のウエントワースGCで開催されたDPワールド(欧州)ツアーのフラッグシップ大会、「BMW・PGA選手権」から「理由を告げず」から途中棄権したセルヒオ・ガルシア(スペイン)だが、翌日にはアンジェラ夫人とともに米テキサス州オースチンでカレッジフットボールを観戦している姿が確認された問題で、DPワールドツアーはガルシアに「罰金処分」を科したことを明らかにした。

同ツアーでは大会から棄権する場合は「ケガや病気など健康上の理由、あるいは大会ディレクターが妥当と判断する家族などの緊急事態が発生した」という理由の提出が求めてられている。

9月8日(木)に第一ラウンドが行われていた午後、英国のエリザベス女王陛下崩御の報を受けプレーは中断、ガルシアはすでに76でホールアウトしていた。翌9日(金)はプレーが行われず10日(土)に再開、大会は54ホールに短縮された。

しかしガルシアは第一ラウンド終了後に棄権、10日にはすでに米国テキサス州に居て、カレッジフットボールでは米国男子ツアーの「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選出された地元出身もスコティ・シェフラー(米国)を祝うシーンにガルシアがTVに映し出された。

DPワールドツアーは罰金の金額は明らかにしていないが、さらにガルシアは今季ドバイデザートクラシック、BMWインターナショナル、そしてこのBMW・PGA選手権の計3戦のみの出場、DPワールドツアーはメンバー維持に4大会出場義務があるためメンバー資格喪失の可能性もあるという。

DPワールドツアーでは2023年2月に英国で行われる裁判の結果が出るまでLIVゴルフに参戦した選手たちの出場を現時点では容認している。ガルシアは欧州ツアー14勝でライフタイムメンバーの資格を持つため、今後も試合に出場は可能だがメンバー資格を失うと来年の“ライダーカップ"出場の道を閉ざされることになる。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>