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愛知で19歳のニューヒロインが誕生! 石川遼、渋野日向子、古江彩佳はあと一歩届かず【先週の主要ツアー振り返り】

■国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」(16日〜18日、愛知県・新南愛知カントリークラブ美浜コース、賞金総額1億円)

全米女子アマを制した17歳の馬場咲希が出場して話題を集めた戦いは、中断を挟むなど長丁場となった最終日に5バーディ・3ボギーの「70」と2つ伸ばしてトータル13アンダーとした尾関彩美悠がうれしいプロ初優勝を挙げた。

尾関は昨年11月に行われたプロテストにトップ合格した19歳。前週の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」で同期の川崎春花が優勝しており、「悔しかった」と奮起。見事栄冠につなげた。

1打差の2位に敗れた吉田優利はホールアウト後に涙。3打差の3位に後藤未有、4打差の4位タイに入った有村智恵は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)入会10年以上の最上位選手に贈られる『Vitalityスイート10賞』を獲得した。

なお、昨年覇者でホステスプロの西村優菜、そして馬場は予選落ちを喫している。

今週は23日(金)から、宮城県の利府ゴルフ倶楽部でツアー唯一の東北決戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」が開催される。

■国内男子ツアー「ANAオープン」(15日〜18日、北海道・札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース、賞金総額1億円)

北海道伝統の一戦は池田勇太、石川遼、大槻智春の大会レコードの迫る勢いの伸ばしあいに。トータル19アンダーまで伸ばした石川、大槻のプレーオフに入ると、1ホール目に大槻が2打目を直接入れるチップインイーグルで激闘にケリをつけた。

大槻は2019年の「関西オープン」以来となるツアー2勝目。上位に入りながらも届かない惜敗が続きの日々にピリオドを打った。

2位に石川、1打差の3位に池田、3打差の4位タイに時松隆光、久常涼が入った。

今週は22日(木)から、兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で「パナソニックオープン」が行われる。昨年アマチュアで制した中島啓太がプロ転向後初参戦となる。

■米国女子ツアー「ポートランドクラシック」(15日〜18日、米オレゴン州・コロンビア・エッジウォーターCC、賞金総額150万ドル=約2億1500万円)

過去日本勢が3勝している戦いは今年も日の丸が躍動。3日目を終えて古江彩佳が首位タイ、渋野日向子が1打差4位と優勝争いに加わったが届かず。トータル19アンダーまで伸ばしたアンドレア・リー(米国)がうれしい初優勝を挙げた。

古江はイーグルを奪うなど4つ伸ばしたがトータル17アンダーで3位タイ。渋野日向子は3バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「76」と苦しみ、トータル8アンダーの28位タイで4日間を終えた。

初日に単独首位発進を決めて、3日目にはホールインワンを決めるなど存在感を示した上原彩子はトータル4アンダーの44位タイで大会を終えた。

今週は23日(金)からアーカンソー州のピナクルCCで「ウォルマートNWアーカンソー選手権」が開催。昨年覇者の畑岡奈紗、古江、渋野らがエントリーしている。

■米国男子ツアー「フォーティネット選手権」(15日〜18日、米カリフォルニア州・シルベラードリゾート&スパ ノースC、賞金総額700万ドル=約10億万円)

米国男子ツアーの新シーズン開幕戦はトータル16アンダーとした昨年覇者のマックス・ホーマ(米国)が連覇を達成。米ツアー通算5勝目を挙げた。

最終ホールで1.5メートルのバーディチャンスにつけながらも3パットを喫してトータル15アンダーとした2016年のマスターズ覇者ダニー・ウィレット(イングランド)は2位となり米ツアー2勝目を逃した。

日本勢で唯一出場した松山英樹は最終日に7バーディ・ボギーなしの「65」と会心のゴルフ。70位タイから25位タイと45人抜きで大会を終えた。

今週は世界選抜対米国選抜のプレジデンツカップが開催される。

■欧州男子ツアー「DSオートモビルズ イタリアオープン」(15日〜18日、イタリア・マルコ・シモーネGC、賞金総額300万ユーロ=約4億2900万円)

イタリアのナショナルオープンはロバート・マッキンタイア(スコットランド)がマシュー・フィッツパトリック(イングランド)とのプレーオフを制して欧州ツアー2勝目を挙げた。

2位にフィッツパトリック、3位はビクトル・ペレズ(フランス)。ローリー・マキロイ(北アイルランド)は4位で大会を終えている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>