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スミセイらしい試みで『ベテランにも注目』を! スイート10賞は有村智恵「話題もちきりで狙っていた」

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日◇18日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6502ヤード・パー72>

19歳の2週連続優勝に沸いた国内女子ツアー。ルーキー・尾関彩美悠(あみゆ)が先週の川崎春花に続いて劇的な勝利を果たすなかで、一人のベテラン選手も“輝き”を放った。首位と6打差の11位タイからスタートした有村智恵だ。

この日は11番までに4つ伸ばして優勝戦線に加わり、トータル9アンダー・4位タイに入った。そんな有村にツアーでは珍しい賞が贈られた。その名も『Vitalityスイート10賞』。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)入会10年以上の最上位選手を表彰するというものだ。「めちゃくちゃうれしいです。狙っていたので(笑)」。有村には大会特別協賛の住友生命保険相互会社(スミセイ)から賞金50万円が贈られるが、それだけではない。34歳のベテランにとって賞金以上に“名誉”がある。

「私たちの中でもビッグニュースだったというか、結構選手の中では、こんないい賞を作ってくださるなんてという感覚が皆の中にあった」とベテランにスポットライトをあて、話題にあがるような賞を提供したのは、いかにも“生活を支える、長生きを支える生保”らしい賞だ。

「今週はこの賞の話題でもちきりだったので、それをしっかり取れて良かったと思います」。プロ入会は2006年8月。今年の11月で35歳になる。途中、米ツアー挑戦を経て今でもシード選手として活躍するが、最後の勝利は4年前にさかのぼる。「来週(ミヤギテレビ杯ダンロップ女子OP)こそ優勝できるように頑張りたい」と高校時代を過ごした第二の故郷・宮城での活躍を誓った。今回の賞を励みとし、これからも若手の壁となるゴルフを演じていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>