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原英莉花が7試合ぶりのアンダーパー発進 「運も良かった」バーディにガッツポーズも

<資生堂レディスオープン 初日◇30日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6570ヤード・パー72>

少しずつトンネルを抜けようとしている。原英莉花が「サウナにいるみたい」と話す最高気温36.1度の猛暑のなか、3バーディ・2ボギーの1アンダー、39位タイの滑り出し。5月の「ほけんの窓口レディース」以来、7試合ぶりのアンダーパー発進となった。

「きょうは運も良かった」と流れが味方した。ティショットを曲げたと思ってもフェアウェイに残っていたりと、ここ最近の肩を落としたくなるような場面はほとんどなかった。最たるのが9番ホール。「ちょっと弱いと思った」6メートルのバーディパットは、最後に左からひと転がりでカップイン。思わず右こぶしを握り締めた。

悩みの種となっているティショットも、少しずつ明るい兆しが見えてきた。「目線と出球を意識した」とフェード気味に放ったショットは特に後半良くなり、バックナインは久々のフェアウェイキープ100%。「安定してきましたね」と気持ち良さが出てきたのは好材料だ。

「ゴルフから『ちょっとずつ成長させてやるよ(笑)』と言われているような日でした」。地元・神奈川で多くの声援を受けるなかで見せた好プレー。「あしたにつながると思う」と午前スタートとなる2日目、さらに上位へと進出したい。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>