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イ・ボミが2カ月ぶりに日本ツアー復帰 コーチ変更でつけたい“復活”への道筋

<宮里藍サントリーレディスオープン 事前情報◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6527ヤード・パー72>

2015、16年賞金女王のイ・ボミ(韓国)が、主催者推薦で4月の「ヤマハレディースオープン葛城」以来、2カ月ぶりに国内ツアーへ出場する。調子は「まあまあ」と話すが、ひさしぶりに日本で見るその顔には笑みも浮かぶ。

昨年末のQTを回避したことで、今季を優先出場順位がない状態で迎えていた。開幕から5試合は、昨季コロナ禍で来日できなかった期間の試合数を保証する救済制度で戦ったが、予選通過1試合と結果を残すことはできなかった。

ここからは原則、推薦での出場となる。最大8試合と規定されているなかで、まずは7月の「ニッポンハムレディス」終了後に行われる第1回リランキング突破、そしてシード復帰への道筋をつけたい。そのために変化を求めた。「韓国に2カ月いて、新しいコーチをつけました。自分のスイングをもっと知りたかった。今のコーチに会ってから、少しよくなかったかなという感じです」。

スイングの安定性を求めるなかで、指導者を変えた。「いいスイングが18ホールできるように。同じことをしてミスショットがあるのは、動いている部分が多いということ。そこをキープしながら(体を)回すのは難しいなって思います」。完成度は「まだまだ…」というが、この“困難”を克服し、再現性の高いスイングを作り上げていく。

韓国に戻っている間には、母国ツアーにも出場し会場を盛り上げた。「韓国はコーライ芝で、長いのでフライヤーもあったり難しかったけど、今週はコースコンディションもいいし、きょうプレーできて感謝です」と、ひさしぶりの日本の芝の感触はやはり悪くない。「予選通過をしっかり目指して頑張りたい」。ここから再び挑戦が始まる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>