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日米連戦スケジュール 小祝さくらが渡米後すぐ試合に出る理由はたったの6文字!?

<宮里愛サントリーレディスオープン 事前情報◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6527ヤード・パー72>

米国ノースカロライナ州で行われていた先週の海外メジャー「全米女子オープン」を終え、出場していた国内ツアーシード選手らが日本に戻ってきた。小祝さくらもそのうちのひとり。そして早速、大会開幕前日のプロアマにも参加し、元気な様子を見せた。

2週間前の国内ツアー「リゾートトラストレディス」(4日間大会)に出場して優勝。勢いそのままに渡米し、全米オープンに出場、4日間を戦い抜いた。そこで日本勢最上位の20位タイでフィニッシュすると、翌月曜日の早朝4時に現地を出発し、米国ダラス、成田を乗り継ぎ、伊丹空港に到着。昨夜午後9時過ぎに神戸のホテルにチェックインした。

今週も日本での4日間大会に出場と、日米をまたぐ強行スケジュール。だが小祝からは、「ちょっと肩こりがあるくらい。思ったより疲れはないです」と、いつもと変わらないおっとりした言葉で返ってきた。

「何をしていいのか…」と、早めの渡米で時間を持て余してしまうことを懸念して全米女子オープン前に国内ツアーに出場した小祝だったが、帰国後も休まず復帰することにした。「(入国の)隔離がある予定だったから出られないと思っていたけど、もしかしたら(措置が)変わるかもと思ってエントリーはしておきました」。結果、スケジュール的に出られることになったが、『休むことは考えなかったのか』という質問が出ると、少し考えてひとこと。

「出られるので…」

小祝にとっては至って当たり前のことかのように話す。全米女子オープンの出場で国内ツアーでの連続試合出場数は歴代4位の「142」で止まったが、日米合わせれば144試合連続となる。まさに“鉄人”だ。

全米女子オープンでは目標の予選通過は果たしたが、「悔しかった」気持ちの方が大きい。「もったいないところが多かった。5メートル以内のバーディパットを外したり。ショットはまあまあ悪くなかったので、課題はパターかな」。やるべきことは明確だ。「感じたことを実践して、2勝目を目指して頑張ります」。渡米前に優勝を果たした小祝。渡米“後”のプレーにも期待は高まる一方だ。(文・笠井あかり)

<ゴルフ情報ALBA.Net>