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鈴木愛は逃げ切りならず 終盤の5連続ボギーに「疲れました…」

<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日◇10日◇石坂GC(埼玉県)◇6475ヤード・パー72>

元女王の逃げ切りはならなかった。単独首位から出た鈴木愛は終盤に5連続ボギーを叩くなど最終日に「78」と大失速。トータル2アンダーの21位タイで3日間を終えた。

「なんかパットが良くなかった」と自身最大の武器が精彩を欠いた。出だしの1番パー5で「スライス(ライン)なんですけど、思った通りに打てなくて」とバーディパットを外すと、3番でボギーが先に来る展開に。4番で獲り返したが、5番でも「思った通りに打ち出せなくて」と2メートルを外してボギー。嫌な流れで折り返す。

苦しい状況でも11番でバーディを奪い優勝戦線に踏みとどまっていたが、13番のグリーンで「めちゃ速いと思ったら全然行かなくて、3メートルくらいショートした。次が上の段に乗って、超スライスで下の段までいって…」と3パットのボギーを喫するともう止まらない。乗らない、寄らない、入らない。ボギーが5つ続いてしまい、「諦めず最後まで出来たと思うんですけど、集中力は切れちゃったかな」と唇をかんだ。

思うように成績を出せなかった昨季よりもいい状態だっただけに、悔しさも大きい。何とか「切り替えて、来週に臨もうと思います。月曜、火曜はしっかり休んで」と吐き出したが、直後に「疲れました…」と本音がポツリと漏れた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>