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5位フィニッシュのアマ上田澪空 緊張の連続で「この4日間は1カ月くらいに感じました」

<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇3日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6590ヤード・パー72>

アマチュアの上田澪空(うえた・みく、共立女子第二高校2年)が緊張しっぱなしのラウンドを続けながらも、はつらつとしたプレーで4日間通算4アンダー。アマチュア最上位の5位でフィニッシュした。

2日目を終えて予選通過を果たしたときは「最初から最後まで緊張しっぱなしで、はっきり言ってよく覚えていません」と話していたが、日を追うごとに自分のプレーに集中することができたという。最終日は4バーディ・4ボギーと出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばすことができなかったが、満足のゴルフで4日間を終えた。

「この4日間は1カ月くらいに感じました。特に予選の2日間を終えてからが長かったです」と緊張の連続だった。「きのうの予報ではくもりだったのに、朝起きたら雨が降っていて、こんな予定じゃなかったと思いました。4日目で慣れてきたこともありますが、雨と風のすごい天気だったので、緊張を感じる余裕もなかったです」と、最終日を振り返った。

プロの試合は、昨季の「日本女子オープン」以来2度目のチャレンジだった。「プロのプレーはピンを狙うときは狙い、守るところは守るというメリハリが効いたゴルフでした。ショットの安定感もすごいと感じました」と話し、「プロの試合で考えたこともないような成績が残せたことと、大きな緊張を味わったことで、これからあまり緊張しないようになるかもと思えたことに成長を感じます」と続けた。

実はプロになるかどうかを思案中の上田にとって「ヤマハレディースオープン葛城」の4日間は「職場体験的な感じでした」という。その印象は「こんなに大変だとは思っていませんでした。もっと走り込みをして、体力をつける必要を感じました」とのこと。

これからの努力が必要だと感じたようだが、つぎにプロの試合へのチャレンジは、次週の「スタジオアリス女子オープン」の予選会だという。上田はこれから経験を積み重ね、さらにキャリアアップしてゆくことだろう。(文・河合昌浩)

<ゴルフ情報ALBA.Net>