<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6590ヤード・パー72>
プロトーナメントでのプレッシャーは想像以上だった。「ティグランドまわりの芝が全く見えないくらいの人、人、人…。すごかったです」。アマチュア上田澪空(みく、共立女子第二高2年)にとって、第3ラウンドは試練の一日となった。
この日の入場者数は2852人。そのうちの多くが上田の組についた。スタートホールの1番パー4は「(緊張して)打ちづらかった」とボギーを喫すると、その後はバーディ2つを奪ったものの、6番、8番でボギー。流れを作れない。「きのうは24パットできょうは32。前半はいいタッチで打てていたんですけど、後半に入って(12番で)3パットのダブルボギーをしてから、段々(強く)打つのが怖くなってしまって」。バックナインでは積極性を失い、この日は「75」とスコアを崩してしまった。
それでも、2日目に大会コースレコードタイの「64」をマークした16歳。爆発力は折り紙付きだ。「こんな緊張する機会はなかなかない。それに打ち勝てるように、経験を積んでいくのが大事。最終日はきょうの反省を生かして、ボギーやダボだったホールでバーディをとれるようにしたいなと思います」。
首位とは8打差に開いたが、トータル4アンダー・7位タイとまだまだトップ10圏内。最終ラウンドではプレッシャーを跳ね返し、ギャラリーを沸かせることができるか。
【主要選手のコメント】
■ペ・ソンウ(トータル7アンダー・2位)
「3日目は風も冷たくて、距離感の調整ができなかった。他も悪いところはありましたが、それをカバーできたところもあるので、いいプレーができたと思っています。2日目はアマチュアの上田さんが8アンダーを出しているので、あすは諦めず頑張ろうと思っています」
■フォン・スーミン(トータル6アンダー・3位タイ)
「ガマンのゴルフでした。3日目はピンの位置が難しくて、いいプレーをしても、良い結果につながらなかったですね。(最終日は)3日目よりいいプレーができれば。あすもアンダーパーで回りたいです」
■福田真未(トータル4アンダー・7位タイ)※ホステスプロ
「3日間で一番難しく感じた。風も強かったので安全に安全に。ショットが安定していたので、大きなミスなく、アンダーパーで回れてすごく良かったです。(今年の6月に)30歳になりますけど、みんなとは心機一転頑張りたいね、って話をしています。大人の階段を上る感じです(笑)。さらに頑張りたいですね」
■渡邉彩香(トータル1アンダー・17位タイ)※2015年大会覇者
「ショットはそこそこ安定していますね。自分のゴルフの雰囲気はいいですが、なかなか2日目、3日目と数字的には出ていないので、少し残念です。元気にひとつでも上の順位で上がることがなによりだと思うので、最後まで諦めないで上を目指す。その姿を(地元の)熱海の皆さんに見せられる様に、一生懸命頑張りたいと思います」
<ゴルフ情報ALBA.Net>
【関連ニュース】