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古江彩佳は実践的! コースとの対峙を見据えた1時間40分【プロたちのモーニングルーティン】

今やYouTubeやSNSで何かと話題の「モーニングルーティン」。毎朝の決まった時間に決まった行動をとることを指す言葉だが、プロゴルファーの朝にもアマチュアが学ぶべき点がたくさん詰まっている。そこでプロのモーニングルーティンを紹介。今回は「KKT杯バンテリンレディス」で復調を見せた古江彩佳の2日目の朝に密着してみた。

この日はかなりの雨。古江も合羽を着て、スタートの約1時間50分前となる8時47分にクラブハウスから出てきた。そして8時52分に練習グリーンでパッティングを開始。10メートルほどの距離を上り、下りと交互に打ってタッチを確認する。6球ほど転がすと、次は4メートルほどの距離にティを刺して4球、2メートルほどの位置にティを刺して4球それぞれ転がした。

約10分でパッティングは終了。となりの練習グリーンに移動してアプローチ練習。10ヤードほどのピッチエンドランを一定のリズムで30球、8分ほど練習した。

9時16分にドライビングレンジへ。バット、細い素振り棒でそれぞれ10回ずつ素振りを行ってショット練習開始。ウェッジを10球打った後、ショートアイアン、ミドルアイアン、ユーティリティ、フェアウェイウッド、ドライバーをリズムよく3球ずつ打っていく。ドライバーはティショットを意識してか、1球ごとに後ろから狙いどころを確認して打っていた。また、このタイミングで雨が落ち着いたからか合羽の下を脱いだ。

その後、ティアップしてフェアウェイウッド、ユーティリティで1球ずつ、アイアンで2球ほど打った。打つ前にはヤーデージブックを確認。コースと同じルーティンを行ってから打っており、パー3でのティショットの準備だと思われる。その後も地面からルーティンをしっかりやった、アイアンを4球。そして、ウェッジで60ヤード、100ヤードをそれぞれ1球ずつ打った。

30分ほどでショット練習は終了。再び練習グリーンに戻ると、10〜20ヤードのアプローチを狙いどころを変えながら21球、5〜8ヤードの近い距離のアプローチを6球打った。雨が強くなってきたこともあり、ここで一度クラブハウスに戻り、もう一度合羽を着用した。

12分後再び練習グリーンへ。10メートル、20メートルの距離を様々なラインに12球ほど転がすと、2メートル、5メートル、7メートル、1メートル、20メートルなど様々な距離を四方八方に転がした。さらに10分後練習グリーンを移動して、2〜8メートルの距離をこれまたいろいろなラインに。最後2メートルを様々なラインに10球ほど転がした後、60センチほどの距離にティを刺して10球ほど当てる練習を行い終了。試合で起こり得るであろう様々なライン、距離を確かめてコースへと向かった。

【古江彩佳 KKT杯バンテリンレディス2日目朝の練習】

・練習グリーン<約10分>

10メートルほどを上り、下りと交互に転がしてタッチをチェック。その後4メートル、2メートルをチェック。

・アプローチ練習<約8分>

10ヤードほどのピッチエンドランを30球、リズムよく続けた。

・ショット練習<約29分>

バットで素振り10回

細い素振り棒で10回

ウェッジ 10球

アイアン 3球

番手を変えてアイアン 3球

ユーティリティ 3球

フェアウェイウッド 3球

長いフェアウェイウッド 3球

ドライバー 3球(ここまでリズム変わらずに)

ティアップしたフェアウェイウッド 1球(ここから1球1球ボールの後ろから狙いどころを確認)

ティアップしたユーティリティ 1球(ヤーデージブックを見て狙いどころを確認)

ティアップしたアイアン 2球

下からアイアン 2球

番手を変えてアイアン 2球

ウェッジ 1球

番手を変えてウェッジ 1球

・アプローチ練習<約10分>

練習グリーンで10ヤード3球、20ヤードラインを変えながら3×4、15ヤード、10ヤード、8ヤード、5ヤードそれぞれ3球

・練習グリーン<約16分>

10メートル、20メートルの距離を様々なラインに12球。その後さまざまなラインに様々な距離を転がして、最後2メートルを様々なラインに10球ほど転がした後、60センチほどの距離にティを刺して10球ほど当てる

<ゴルフ情報ALBA.Net>