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野澤真央のニュースタイル 青木翔コーチと取り組む「自分を許すこと」

<アース・モンダミンカップ 2日目◇26日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622ヤード・パー72>

23歳の野澤真央が予選ラウンドを終えて首位と4打差のトータル5アンダー・5位タイに浮上。2日目は5バーディ・2ボギーの「69」で回り、連日のアンダーパーを記録。記念すべき開幕戦で余裕の予選通過どころか、残り2日間で初の栄冠も狙える位置で折り返した。

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午前スタートの2日目は序盤からバーディを奪い、前半を2アンダー。「風が吹く前に流れをつくれたのが良かった」と、後半も2バーディ・1ボギーにまとめ、上位での決勝ラウンド進出を決めた。

過去2年間は賞金ランキング61位、71位とあと一歩のところで賞金シードを逃している。今季から、渋野日向子を指導する青木翔コーチに師事し、技術やメンタル面を磨いてきた。青木コーチによると、「いろいろやりたいと思って、できなかったときに自分を責めてしまう傾向がある」というのが今までの野澤だった。

今回の開幕戦に向けては、「今やれることをやってもらえばいいと思っていました。このあと1カ月半空くので、入れ込みすぎずにやってくれればいい。そこがうまくいったのでしょうね」とコーチが語るように、悪条件のコンディションの中でも、冷静なゴルフに徹することができたようだ。

「自分を許すことができない」という性格ゆえ、ミスをすれば考え込み、悩みを打ち明けてくることが多いという野澤だが、青木は「毎日同じイメージで続けていけば自分のものになる」と今を大事に、取り組み方のアドバイスを多く送っている。基礎的なスイングの修正に集中することで、「それが身になってくる」と、「念仏のように唱えています(笑)」。

自分を信じて、自分を許して。真価が問われる3日目のラウンドがまもなく始まる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>