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地元開幕戦でお披露目したかったクールな1枚 練習量は「半分」…比嘉真美子の今【春に着たかった“勝負ウェア”】

他のスポーツや他国のプロゴルフトーナメントと同様に、大会の中止が続いている国内女子ツアー。各自調整を続けながら開幕を待ちわびている選手の心境を、こちらも“出番”を待つウェアというアイテムを通じてお届け。 現在の声とともに、この春にプロが“着たかったウェア”をここで披露しちゃいます! 今回は比嘉真美子。

フレッシュな学生服姿!11年前のダイキン出場時の比嘉真美子【写真】

■黄色がアクセント…普段着としての機能性にも満足!

現在、生まれ故郷・沖縄でツアー開幕を待ち続ける比嘉。昨年は開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」を制し、悲願の地元Vをつかんだが、ディフェンディングチャンピオンとして臨むはずだった大会は、今年残念ながら中止になってしまった。自宅のある都内に戻ることは感染リスクが高まるという判断もあり、今は家族の支えのなか自粛期間を過ごしている。

そんな比嘉が、連覇を目指す地元大会で着たかったと話すのが、黒のベースに黄色のラインが映えるゴルフウェアブランド『ジャックバニー』の1枚だ。長袖ということもあり春に着用することを考え、「(ブランドとして)ポップでかわいいものが多いのですが、これは“かっこいいな”って思いました。クールな感じがして、特に袖と足元の部分に入った黄色のラインがお気に入りです」と、沖縄に携えた。

残念ながら今年コースで着ることはできなかったが、パンツがスウェット地ということもあり、こんな使い方も。「ゴルフ場でもかっこいいんですけど、家で着ても動きやすいのでテンションがあがります。Tシャツとも合わせやすいので、いろんなシーンで使えますね」。沖縄滞在中の私生活でも、“相棒”となっているようだ。

■比嘉の現在は?

では比嘉は今どう過ごしているのか? 練習メニューは、現在、自宅やその周辺でのトレーニングや素振りなどが大半を占めている。週1回ほどコースにでることもあるが、「午後一番や終了時間間際など、人が少ない時を見計らって」など、感染防止対策を十分に施しながら試合勘の維持に励む。やはり本来思い描いているメニューに比べると、「半分くらい」と練習量もかなり制限される。さらに、「今は世の中がストップしている状態。これが動き出した時に、今まで通りいかないこともたくさん出てくると思う」と“アフターコロナ”の影響も気がかりではあるが、それでもプレー面については「不安はありません」と前向きな言葉を口にする。

だが、この困難な状況だからこそ気づけたことも多かったと話す。本来なら、今は全国を転戦している時期。プロを目指すようになってから、ゆっくりと実家で過ごすことが少なかったこともあり、「家での時間を満喫しています。もう十数年なかったことなので、家でゴロゴロしながら本を読んだり、リラックスできています。3食、家で食べられるというのも幸せですね。シーズン中は外食ばかり。母が作ったり、私が作ったり、試合がある時にはできないことがたくさんありますね」と、少し長くなった“帰省”が充実の時間になっている。

「色々考えてもキリがない。再開に向けてできることをやるだけと心掛けています。今は自分の家族や大切な人を守るために、適切な行動をとっていきたいですね」。サッカーの元日本代表MF長谷部誠の著書『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』などを読みながら、まさに逸る気持ちを整える日々。一日も早くプレーを通じて、多くのゴルフファンに元気を届けられる日を待ちわびている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>