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スタート危ぶまれるほどの腹痛も「言い訳にはしたくない」 石川遼は70位で週末へ

<WGC-メキシコ選手権 2日目◇21日◇クラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペック(メキシコ)◇7355ヤード・パー71>

初日に「80」と苦しんだ石川遼は、2日目も1つスコアを落としトータル10オーバー・70位タイで競技を終えた。「昨日よりもアイアンが少しよくなったのでチャンスにも付けられた。それだけにもったいない」と、スコアメイクのカギをグリーン上に求めた。

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10番からスタートし、前半は1ボギー。後半は3番パー3こそ3パットのダブルボギーを喫したが、5番パー4で1.5mを沈め、この日初バーディを奪った。さらに7番パー3では12mをねじ込み、1つ取り戻す。それでもポアナ芝のグリーンに苦しめられた印象を持ったままホールアウト。「ロングパットの距離感を合わせていかないと。グリーンの転がりがイメージと少し違う。そこが合ってきてくれればいいと思う。ロングパットのタッチがでないというか…言葉にするのも難しい」と、技術面よりも感覚の修正が必要となるだけに、なおさら手を焼いている。

この日には、激しい腹痛に苦しめられていることも判明した。現地ではメキシコ料理など外食を楽しんでいたが、何かにあたったような症状が出ているという。今大会では過去にも、同様の症状を訴える選手が何人も出ており、不安は募る。

それでも石川本人は、「それはまったくゴルフには関係ないし、言い訳にもしたくない」と多くは語らず。「料理はおいしかったので、食べ過ぎたのかな(笑)」と、明るく振る舞った。前日よりも痛みが増した2日目は、スタートも「できるか分からなかった」と危ぶまれたほどだったが、そのなかで強行出場し、何とかラウンドを終えることができた。

「ドライバーはいい感じだけど、アイアンもまだまだ。ピンに絡むようになると、コースの見え方も違ってくると思うので、頑張ります」。体とも相談しながら、残り2日間をしっかりと戦い抜いていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>