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“女子高生プロ”西郷真央がミズノとの契約会見で意気込み 「偉大な先輩」からのサプライズに笑顔満開

昨年プロテストに合格した千葉・麗澤高3年の西郷真央が17日(月)、都内ホテルで『ミズノブランドアンバサダー契約』の会見に出席した。この契約で、ゴルフクラブ、キャディバッグなどミズノ製ゴルフ用品や、キャップの使用のほか、用品の開発・改良に関するアドバイス、宣伝・広報活動なども行う。契約期間は今年2月1日からの複数年契約で、プロ1年目から同社の顔役の一人として大車輪の活躍を誓った。

少し緊張した面持ちで檀上にのぼった“女子高生プロ”は、今回の契約締結について「ゴルフを始めた時からともに戦ってきた(クラブを使用してきた)のでうれしい。アンバサダーとしてツアーで活躍できるように頑張ります」と、初々しくも頼もしい言葉で意気込みを語った。

西郷とミズノの縁は深い。5歳の時に初めて握ったクラブが、父が使用していた同社のクラブで、その時に「マークがかっこいいと思った」と、その後は自らも使用を続けた。さらに同社が運営するゴルフアカデミーの出身者でもあり、まさに“相思相愛”の関係。セッティングこそ、その時々で替わっていくものの、慣れ親しんだクラブでルーキーイヤーを戦っていけるのは大きな安心材料となる。

そんな晴れの舞台ではサプライズ演出も。同じくミズノと契約を結ぶ原英莉花、吉本ひかるからのビデオメッセージが会場に流された。「真央ちゃんはいつもストイックで、自分をしっかり分析しながら練習しているのが印象的。私も負けずに頑張るので、一緒にミズノを盛り上げていきましょう」(原)、「ミズノファミリーへようこそ。これからたくさんの方に商品をアピールできるように、お互い頑張っていきましょう」(吉本)という先輩からの言葉に思わず笑顔。「偉大な先輩からのメッセージは光栄です。その一員になれてうれしいです」と、改めて実感を得ることができた。

アマチュアとして「日本女子アマチュアゴルフ選手権」を制した昨年は、テスト合格のみならず、QTでも10位に入り、今季の前半戦出場権を獲得。プロとして順調な滑り出しを切ることに成功した。オフにはトレーナーが組んだメニューをこなしたり、師事するジャンボこと尾崎将司の通称・ジャンボ邸で下半身強化などトレーニングに明け暮れてきた。「去年に比べて長期間戦える体づくりができた」と充実の冬を過ごすことができた。

またジャンボからかけられた『これからはアマチュアとは違うから、そのことをしっかりと理解して練習しなさい』という言葉も大きな励みに。ここに「(クラブの)顔が好きですし、打感もいい。私に合ったクラブを選んでくれる」というミズノも加えた周囲の大きな支えとともに、今季の目標として掲げた『最終戦出場』実現へと向かっていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>