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薄氷の予選通過からのトップ5 松山英樹はショット復調に「続けてどうなるか楽しみ」

<ジェネシス招待 最終日◇16日◇リビエラCC(米カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>

米国男子ツアー「ジェネシス招待」は全ての競技が終了。松山英樹は5バーディ・3ボギーの「69」でラウンド。スコアを2つ伸ばして、トータル8アンダーの5位タイに入った。

首位と4打差で迎えた最終日。1番パー5で2オン2パットのバーディを奪うなど前半で1つ伸ばして3打差に詰めて折り返した松山は、後半も11番でバーディ先行。14番、16番とボギーを叩いたが15番、17番と2度のバウンスバックでスコアを落とさず。日本で行われた「ZOZOチャンピオンシップ」以来のトップ5フィニッシュとなった。

薄氷の予選通過からの快進撃だった。カットラインに1打足らない状態で迎えた2日目の最終18番ホールで、2打目が1度はねてピンフラッグに絡まり1mにピタリ。このバーディでギリギリ予選通過を果たすと、3日目に1イーグル・6バーディ・1ボギーの「64」の猛チャージ。一気に優勝争いに絡んで、この順位につなげた。

これには自己評価の厳しい松山もうなずいた。「2日間、ぎりぎりのところで通って、優勝を争えるところまで戻ってきたというのはすごく良かったと思いますし、やっぱり予選を通らないとこういうゴルフもできないんだなというのが分かりました」。『こういうゴルフ』には順位だけでなく、「パターはまだまだダメけど、ショットに関してはある程度こうなんじゃないかなというのが見つかった。これを続けてどうなるかというのは凄く楽しみ」というショットの復調の意味も含んでいる。

次週もビッグトーナメント「WGCメキシコ選手権」。良い流れで行けるのは間違いない。「全然コースのタイプが違うと思うので、そこに対応できるようにしたい。来週も試合があるので、そこに向けて良い状態をキープしたままやりたい。予選落ちないし(笑)」。冗談も出るほどの納得の出来。この勢いをさらに加速させれば、メキシコでの久々の美酒が見えてくる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>