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“先輩”宮里藍が渋野日向子の才能を絶賛! 「本当にうらやましい」と思うところは?

14日(火)に都内で行われた第30回宮里藍サントリーレディスオープン2020ならびに新規所属選手契約に関する記者発表会。その会では、新たにサントリーと所属契約を結ぶことが決まった渋野日向子と、長年同社の契約プロとして活躍してきた宮里藍が登壇し、お互いに質問を投げ合うなどクロストークを楽しんだ。

「宮里藍さんが長年サポートを受けているサントリーさんなので、この話をいただいてすごくうれしかった。藍さんのような選手になっていきたいと思います」。会の途中に行われたトークセッションで渋野は、今回の所属契約へのよろこびについてこう話した。これには宮里も「ありがたいですね」と呼応。「現役選手と一緒にサントリー所属として頑張っていける機会をもらえたことはうれしい。私も渋野さんを通して成長したいなと思います」と笑顔をみせた。

小学生の時に、2010年のサントリーレディスの大会期間中に行われたスナッグゴルフ大会で優勝していた渋野は、今回の契約を決めた理由について、この話を出して「縁を感じていた」と説明。また今年6月11日に、30回目の節目を迎える大会をホステスプロとして盛り上げる決意も口にした。

だが、昨年初出場した同大会は、トータル4オーバーの45位タイ。この結果もあって、「すごく難しくて、ズタボロでした(笑)」と苦笑いを浮かべた。その大会では4日間のピンポジションなど、宮里がコースセッティングを担当。「藍さんのセッティングは、かなり難しかったです」と先輩を“口撃”する一幕もあった。

これに宮里は「(ほかの選手から)さまざまな苦情がありました(笑)」と笑いながら応戦。「私が経験したようなピンポジを表現していきたい。この大会を通じて選手たちが『あのピンは難しかったけど攻めることができたよね!』という経験をしてもらい成長につなげて欲しい。今年も厳しくいきます(笑)」と宣言した。

その宮里は渋野の印象について聞かれると、「サンデーバックナインに強い。後半にスコアを伸ばせるのは選手としては理想の形。彼女はそれを自分の強みにしているのが素晴らしい」。そして、そのために必要なコースマネジメントや精神面、技術面の高さを評し、「本当に見ていてうらやましいです」と絶賛した。

この他にも、お互いに質問を投げ合ったり、東京五輪、全英女子オープンの話題などで盛り上がった2人。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今年の全英女子オープンの話が振られた渋野が、「今年はリンクスなので…。コーチと『絶対撃沈だよね』って話しています(笑)」と弱気の発言をした時も、宮里が「渋野さんは去年初めて(全英に)出て、あの雰囲気で、あれだけ海外の人に応援されて、成績も残せた。初めてのリンクスも大丈夫だと思います」と鼓舞する言葉を送るなど、ナイスコンビネーションを披露した。

<ゴルフ情報ALBA.Net>