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勝みなみがトレーニング→即ショット練習をしたワケ 全米女子OP出場へラストチャンス

<ミズホ・アメリカズオープン 事前情報◇15日◇リバティ・ナショナルGC(ニュージャージー州)◇6675ヤード・パー72>プロアマで9ホールを確認したあと、勝みなみはクラブハウスで1時間ほどトレーニングに汗を流した。そして昼食をとらずにそのままレンジに戻ると、黙々と球を打ち始める。「いつもは打たないんですけど。トレーニングをしたあとに素振りをすると筋肉が体に馴染むみたい」。苦手な腹筋もこなし、トレーニング直後は筋肉が「壊れている」状態。それが治っていくときに、正しい動きを叩きこませることで、その動きがしやすい体になるという効果があるようだ。

自由の女神に向かって 勝みなみが渾身ショット!【動画】

少しブレを感じているショットについても、解決策が見えてきた。「上体が起き上がってしまう。(沈み込む態勢を)低く長くしたい」とダウンスイングで体が起き上がってしまう部分を修正中。「クセが出始めると直すのが大変なので、しっかり意識してやっていきたい」。ショット前には何度も切り返しの動きを確認している。自由の女神を望むこのコースはハドソン川の大西洋への入り江沿いに位置するため、海からの重めの風も警戒ポイント。「普通の球ばかり打っていたらグリーンに乗らなかったりチャンスにもつかない」。風に乗せる・ケンカさせるという状況判断を行い、それに合わせてボールの高さを打ち分ける大切さを感じている。月曜日には「全米女子オープン」(30日開幕)出場権をかけた予選会に出場したが、惜しくも敗退した。だが、5月27日時点の世界ランキング75位以内に入って“滑り込む”という可能性は残している。現在、勝のランクは77位。来週はオープンウィークということもあり、今大会が順位アップのラストチャンスだ。「今週でチャンスがあれば(出場権を)取れたらいい。まずは自分のプレーに集中して、予選を通過して、上位に行けるように頑張りたい」。先週、そして昨年大会の1打及ばず予選落ちの“リベンジ”をするとともに、今季3度目のトップ10入りを飾りたい。(文・笠井あかり)

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