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吉田鈴が“世界一難しい”パー3でバーディ奪取「めちゃくちゃうれしい」

<オーガスタナショナル女子アマチュア(決勝) 最終日◇6日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇6375ヤード・パー72>2年前のリベンジを果たした。吉田鈴が聖地オーガスタで1イーグル・3バーディ(4ボギー)を奪い、日本勢最上位となるトータル2オーバー・14位タイでフィニッシュした。

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序盤は苦しんだ。3番から連続ボギーを喫して、7番パー4でもスコアを落とした。だが、8番パー5で潮目が変わる。残り44ヤードから58度で放った一打は「消えました」とショット・イン・イーグルに。「流れが変わったのが分かりました」。ここから攻勢に転じた。続く9番パー4でバーディを奪うと、迎えたのは“世界一難しいパー3”と言われる12番。あのタイガー・ウッズ(米国)が3度の池ポチャで「10」を叩いたこともある超難関だ。吉田は7番アイアンで4メートルにつけると、下りの難しいパットを読み切ってバーディ。16番パー3でも3メートルにつけてスコアを伸ばした。「有名なパー3でバーディが獲れてめちゃくちゃうれしいです」と白い歯をこぼした。思い返すのは2022年大会だ。そのときも予選を通過し、オーガスタでの戦いに臨んだが、力及ばず「75」。悔しさから大粒の涙を流した。屈辱を晴らすため、着々と準備を重ねていた。「グリーンが硬いです。高い球を打てないと無理」と“ガラスのグリーン”への対策を練り、それを結実させた。「ゴルフの内容が全然違う。ここ2年で成長しました」。進化を実感するとともに、喜びがこみ上げる。「憧れ」と話すのは、姉・優利も参戦している米国女子ツアー。そのためにも、4度目の挑戦となる今年のプロテストを突破することが最大の目標だ。悲願成就に向けて、大きな自信を得る一日になったことは間違いない。

<ゴルフ情報ALBA Net>