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松山英樹、金谷拓実からの祝福 欧州初Vの中島啓太が憧れの先輩からもらった“メッセージ”

昨季、日本ツアーの賞金王に輝いた中島啓太はその資格でDPワールド(欧州)ツアーを舞台に戦っている。今季同ツアー6試合目の「ヒーローインディアンオープン」で日本勢5人目となる歴史的勝利となった。

中島啓太が憧れの存在“菅野智之”と写真撮影!

そんな輝かしい優勝に、中島が憧れとする先輩プロゴルファーからお祝いのメッセージが届いた。盟友でもあり、同週に開催されていた国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」で日本ツアー通算6勝目を制した金谷拓実だ。「試合期間中に急に『JKG』と送られてきたので、速攻で『JKG』で返しました。“JKG”と言うとお互いの意識が高まるということが多分わかっている。そして試合が終わってから『おめでとうJKG』ときたので、『金谷さんもおめでとうございますJKG』で返しました」“JKG”とは『(I'll) just keep going(このままいくだけ)』の略で、JGAナショナルチームのヘッドコーチを務めるガレス・ジョーンズ氏がメンバーに送っていた言葉。この言葉は中島と金谷のなかでお互いのモチベーションや勝気を上げる“合言葉”であり“ゲン担ぎ”みたいなものだ。試合期間中は、互いの試合結果の進捗を確認し合っていることも発覚。中島は最終ラウンドのスタート前に「ロッカーでずっとJGTOのサイトをずっと更新ボタン押していて、確か残り3ホールで3打差があったので、100パーセント勝つだろうなと思って。一緒に優勝したらすごいじゃないですか。もう絶対勝ちたいなと思って気合入りました」と金谷が勝つとわかったことで、さらに気持ちが引き締まったのだ。金谷の存在は中島にとって大きいということがわかる。そして、今年の2月に行われた米国男子ツアー「ジェネシス招待」で2年ぶりの米ツアー通算9勝目を飾った松山英樹からもインスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)が送られてきた。「メッセージで『おめでとう。すごいな』と来て、最終日のバックナインで4オーバー打っちゃったんで情けないですって言ったら、『それは勝てば全く関係ないよ』みたいな感じで言ってくれたんですけど、やっぱり最後の…もし、僅差の試合だったら多分負け試合だったと思うので、そこは反省するべきかなと思います」最終日は5バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「73」を叩いてしまった。その結果に悔いを残す中島に松山はポジティブな言葉をかけていた。それでも自身にストイックな中島は、後半の1バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「40」を打った自分に厳しい評価をした。欧州ツアーで過去に優勝をしているのは、青木功、松山、久常涼、星野陸也の4人。そこに続いて同ツアーデビューシーズンに早速1勝目を挙げた。目標である来季の米国男子ツアー参戦に向け、残りの試合でさらに結果を積み重ねポイントランキングを上げに行く。(文・高木彩音)

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