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“ズバ抜け組”は合計20アンダー! 『63』の清水大成は「すごいなと思いながら回っていた」

<東建ホームメイトカップ 2日目◇29日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>予選ラウンドの2日目は木曜日から降り続いた雨の影響で、トップ組が午後1時15分スタートとなり、当初の予定時刻よりおよそ6時間の遅れとなった。午後6時11分にコース内にホーンが鳴り響き、日没サスぺンデットが決定。32組91名の選手がホールアウトすることができなかった。

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午前中は灰色の雲が空を覆っていたが、午後には青い空が見え始め、選手がスタートする頃には太陽が見えていた。そのなかで、スコアを伸ばし合う組がいた。それは清水大成、細野勇策、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)のグルーピングだ。「すごいなと思いながら回っていました」。3人のスコアは合計20アンダー。一番スコアを伸ばしたのは清水で、8バーディ・ボギーなしの「63」をマーク。トータル10アンダー・暫定2位タイで第2ラウンドを終えた。好スコアを叩き出した要因はパッティングとショットの両方。「中盤ぐらいからいいのが入りだしたかなと思います」とバーディチャンスにつけたホールでしっかり1パットで決めることができた。同組の二人もバーディを量産しており、いいリズムで回れたのも理由のひとつ。「完全に組に恵まれた感じ」と言うように、この組はだれかがスコアを伸ばせば、自身も伸ばし返すなど流れがとにかく良かった。この組はギリギリ日没前に全員が最終ホールでカップイン。第3ラウンドの開始時間は土曜日の午後2時00分予定。このまま上位をキープすればスタート時刻は夕方となる。そうなれば18ホール回り切れない可能性が高いが、そのなかでもスコアを伸ばしにかかる気持ちは変わらない。「まあまあいい流れで来られていると思うので、臨機応変にというか。いろんなことを考えながら準備して、あと2日間ベストを尽くせるように頑張ります」と通常通りの試合とはいかないが、前向きなスタンスで構えていく。ツアー初優勝に向けて、どんな状況でも最後まで気持ちを切らさずに挑んでいく。(文・高木彩音)

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