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伸ばしあいのなかで出遅れ 渋野日向子は予選通過ラインから大きくビハインド「チャンスを作りきれなかった」

<フォード選手権 初日◇28日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>首位は9アンダーでアンダーパーは100人以上。そんな伸ばしあいの様相になったアリゾナ大会で、渋野日向子はオーバーパーで初日を終えた。1バーディ・2ボギーの「73」。「チャンスをものにできなかったのが何個かあったと思いますし、パー5で獲れなかったのが残念」と厳しい1日を振り返った。

渋野日向子のスイングをツアーコーチが分析【写真】

先に来たのは2番パー5でのボギーだった。4番パー3で獲り返したものの、そこからスコアは動かない。「つかみたいところでボギーにしちゃったので、流れが悪かったかな」。アプローチでナイスパーセーブを見せながらも、なかなかバーディチャンスが決まらなかった。そして後半14番パー3ではロングパットが1メートルオーバーし、返しはカップにけられてボギー。“あと少し”を埋められない一日だった。乾燥地域のアリゾナで、飛びがちのタテ距離を把握しながら攻めていったが、パーオンは12回。「チャンスを作りきれなかった」と嘆く。これが今季4試合目。初戦の「ホンダLPGAタイランド」は予選落ちがない試合だったが、それ以降の中国、先週のロサンゼルス戦では週末行きを逃している。「伸ばすしかないので頑張りたい。アンダーを出せるように」。8ラウンドぶりのアンダーパー、そしてビッグスコアは必須。予選通過ラインから大きくビハインドを背負ったが、ここから全力でカットラインを追いかけていく。

<ゴルフ情報ALBA Net>