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稲見萌寧は“親友”レイチェルの初Vも力に「予選通過を余裕でクリアしたい」

<フォード選手権 事前情報◇27日◇セビルG&CC(米アリゾナ州)◇6734ヤード・パー72>先週の大会では、3日目にスロープレーの判定をくだされる“思わぬ洗礼”を浴びた稲見萌寧。それもひとつの経験になるが、プレー面でも「風が吹いたり、雨が降ったり、高低差もあったりで、本当にタフなコースだった。日本にはない感じなのでやりがいがある、と最終日に勝みなみさんと話していました」という気持ちを抱いたことを中継局のWOWOWのインタビューで明かした。米国1年目のシーズンは毎試合“経験値”を増やしている、といった印象だ。

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そのなかでは、今後のプレーの幅を広げそうな大事な気づきもあったという。それはショートゲームに関して。「これまでアプローチは54度(のウェッジ)1本でやってきたけど、それだと厳しいと感じた」。そこで今、意識的に他の番手も使用したアプローチ練習に励んでいる。「変化をもたらして練習ができて、楽しみながらやっています」という言葉は、練習の虫とも言われる稲見らしい。結果的に52位に終わった先週だが、その期間中には日本からうれしいニュースが届いた。親友・臼井麗香のツアー初優勝だ。テレビ電話で連絡を取り、号泣した稲見から熱烈な祝福をされた様子は臼井が明かしているが、それは確実に稲見の力にもなっているはずだ。アップダウンも少なく、フェアウェイ、グリーンともに広い今週は伸ばしあいの展開が予想される。稲見も「私でも(2オン狙いで)届くパー5が半分ある。そこでしっかり獲っていくことが大事」と、取りこぼさないようにラウンドを進めることを上位浮上へのポイントに挙げる。「予選通過を余裕でクリアするのが一番の目標」。次は米国から日本へ、明るいニュースを送り返したい。

<ゴルフ情報ALBA Net>