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LIVゴルフ主戦の香妻陣一郎 海外選手との生活で感じた自身との違いは「時間の使い方」

<東建ホームメイトカップ 事前情報◇27日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7069ヤード・パー71>昨年末、LIVゴルフの出場権をかけた「LIVゴルフ・プロモーションズ」(予選会)を突破し、今シーズンはLIVゴルフの舞台で戦っている香妻陣一郎。すでに同ツアーで4試合と、アジアンツアーの1試合に出場し香妻自身のシーズンはスタートしている。

LIVゴルフはこんな感じで盛り上がってます【写真】

そして迎える国内男子ツアーの開幕戦。「もう数試合こなしてきているので、試合感という面ではいつもの開幕戦よりはやりやすいです」と気持ち的にはシーズン真最中な感覚のようだ。「練習の仕方やゴルフの仕方、トレーニングなどとかも全選手のホテルとかほとんど同じなので、過ごし方とか時間の使い方とかも一緒。(他の選手を)見れるので、そういうのはすごく刺激を受けています」日本ツアーで戦っていたときの自身と海外選手の違いでとくに感じたことは「やっぱりフィジカルの強さを向こうの選手は大事にしているかなと思う」と話す。海外の選手は試合当日の朝でもトレーニングジムで汗をかくほどのトレーニングをしていることが多いようだ。さらに時間の使い方も違うという。「そのラウンドに費やす時間だとか、練習に費やす時間っていうのは…どうなんだろう。人に寄るかも知れませんが、日本の選手よりは配分が違うように感じました。練習時間は少ないんですが、その配分が違うなと」。一度の練習が長時間というよりは、短い時間のなかでそのときの自身の課題へ集中的に取り組んでいるように感じているようだ。そして、海外ツアーの舞台で戦って気づいたことは「みんなショートゲームが上手い。僕も得意なほうだと思っていたのですけど…そのあたりをさらに磨かないといけない」とアプローチやパッティングの上手さに差を感じていた。ショートゲームをさらに磨きつつ、「コースによってはもうちょっとティショットの飛距離を伸ばしていきたい」と飛距離アップも課題の1つにしている。今年の日本ツアー出場予定の回数は「出られるのは出たい気持ちがありますが、体的に大変かもしれません」と海外遠征のなかで母国の試合に出るのは身体ともにキツさもある。「10回ぐらいですかね…」と明かした。日本ツアーの次戦は5月16日から行われる「関西オープン」の予定。そのなかでも今季は「出られる試合で優勝争いをして優勝すること」と22年の今大会ぶりの日本ツアー3勝目を狙って行く。「まずはLIVに残るためにシードを取ること。あとは日本ツアーで出られる試合は優勝争いして優勝すること」を目標に挑んでいく。日本戦で勝利を果たすためにも歴代チャンピオンの今大会で少しでも結果を残したい。「今週は過去に優勝している大会なので、相性はいいと思うので優勝を目指しとうかなと思います」。今週が終わると、4月5日から行われるLIVゴルフ「LIVゴルフ第5戦 at マイアミ」に向けて月曜日にフロリダへ飛び立つ。海外遠征の途中で体の疲労も感じる香妻だが、自身がかかげるビジョンを果たすために励んでいく。(文・高木彩音)

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