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“打感”でゴルフは変わる! 最新ボール23機種をドライバーの打ちたい弾道で仕分けしてみた

大きさも形も同じに見えるボールだが、その中身は千差万別。どれを選ぶかでスコアやプレー内容が大きく変わる。そこでギアに精通するプロゴルファー、海老原秀聡が最新ボール23機種を試打し、その性能を徹底検証した。

最新23機種の「打感」「スピン量」「打ち出し角」のデータをチェック

「ボール自体の重量は同じでも、インパクトで感じる重さには違いがあり、打感が硬くて重く感じるボールはヘッドスピードの速い人、打感が軟らかくて軽く感じるボールはヘッドスピードの遅い人が打ったときに最大飛距離を出せます」クラブと同じく、ボールにもモデルによって出やすい球筋がある。その要因になっているのが打感の硬さだ。打感が軟らかくて軽いボールはつかまりやすく、打感が硬くて重いボールは左に行きにくい傾向があるのだ。「打感の硬さと重さは、インパクト時の衝撃の大きさに比例します。硬・重のボールは衝撃が大きく、ボールに当たり負けてフェースが返りにくいのでフェードが出やすいです。逆に軟・軽のボールは衝撃が小さくヘッドが返りやすいし、ボールがつぶれてフェースに乗る時間が長いのでドローが出やすいです。スライサーや左へのミスに悩む人は、ボールにも注目してみましょう」また、ショートゲームで状況に応じてスピンや球の高さを打ち分けたい中・上級者はウレタンカバーのスピン系。同じ打ち方でオートマチックに寄せたい初・中級者はアイオノマーカバーのディスタンス系が合うという。クラブ選びや練習に時間をかけるゴルファーは多いが、ボールにこだわる人は多くはない。もしかしたらボール選びが上達への近道となるのかもしれない。試打/解説 海老原秀聡えびはら・ひであき/2012年プロ入り。現在は「GOLF&FITNESS POINT芝浦」でインストラクターを務めている。正確なショットに定評があり、最新のスイング理論はもちろんギアにも精通している◇ ◇ ◇●今年は高慣性モーメントのドライバーが目白押し。あなたに合うのはどれか?関連記事【『Qi10』『Ai SMOKE』『G430 MAX 10K』どれが一番飛ぶの? 最新ドライバー17選】でアナタに合うドライバーが見つかる!

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