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「最終日に伸ばせて良かった」 古江彩佳が圧巻『65』で今季4度目のトップ10入り

<ブルーベイLPGA 最終日◇10日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>5打差の9位タイから首位を追いかけた最終日。古江彩佳はボギーフリーの「65」を叩き出し、トータル14アンダーで今季自己ベストの3位に入った。今季5試合でトップ10入り4度。開幕から好調をキープしている。

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大会を中継するWOWOWのインタビューでは「ショットが良かった。バーディチャンスにつけられたところで獲っていけた。この難しいグリーンでパーセーブしながらノーボギーで回れて良かった」と、圧巻の18ホールを振り返った。最終組の3つ前でスタートすると“おはようバーディ”を奪取。7番からは2連続で伸ばした。距離が短く設定された8番パー5では、2打目をグリーン手前のバンカーまで運ぶと、「止まるかなという心配があったけれど、うまくコンタクトできた。入ってくれたらうれしかったけど、寄せられて良かった」と、あとわずかでチップインイーグルというアプローチで魅せた。折り返した直後の10番パー4ではティショットを左のラフに入れ、グリーン方向に大きな池がかかることからレイアップを選択した。そして3打目を手前1メートルほどにつけてパーをセーブ。「リズムに乗っていけたと思う」と勢いに乗ったまま11番、14番でバーディ奪取。上位を追いかけていった。そして終盤でも集中力を切らさず、16番から2連続バーディ。優勝のベイリー・ターディー(米国)とは5打差がついたものの、今季自己ベストの3位でフィニッシュ。4日間すべてアンダースコアでまとめ、特に「最終日に伸ばせて良かった」と表情は明るい。先週のシンガポール戦では自身初の単独首位で最終日を迎えたが、スコアを落として8位に終わった。そして今週は追いかける立場。じわりじわりと上位勢に詰め寄った。「伸ばすことだけを意識して。きょうはいいゴルフができました」。悔しさを晴らすようなプレーだった。開幕戦シリーズ、そして春のアジアシリーズと今季5試合を消化。トップ10入りは早くも4度目となった。“優勝争い”はもはや定位置。最高の形でシーズン序盤を過ごしているが、ここからさらに上の“優勝”を目指していく。1週間のオープンウィークを挟み、次のロサンゼルス戦からはいよいよ米本土での連戦が始まる。「私らしく、上位を目指して。トップ10以内を狙っていけたら」。好調そのままに、米本土へと乗り込む。

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