このエントリーをはてなブックマークに追加

華麗な2オンバーディも奪取 最終日に“優菜チャージ”「うまくハマってくれた」

<ブルーベイLPGA 最終日◇10日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>最終日にうれしい60台をたたき出した。35位タイでスタートした西村優菜が6バーディ・1ボギーの「67」とチャージ。トータル6アンダーまで伸ばし、リーダーボードを駆け上がった。

西村優菜のショット練習に密着!【動画】

“裏街道”からのまくりを目指した最終日。3日目にダブルボギーを喫した10番では、10メートルほどのロングパットを沈めてバーディ発進を決めた。大会を中継するWOWOWのインタビューでは「ピンポジションがきのうより狙えるところにあって、風はなかった。5番ウッドでいいショットが打てたと思う」とここから勢いに乗れたと話す。15番でさらに伸ばすと、17番から折り返し1番まで3連続バーディを奪取。3番パー5では段下からのバーディパットが2.5メートルオーバーして3パットを喫したが、これがこの日唯一のボギーに。「少し難しいホールが続くので、とにかく耐えてと思っていた。外してもこの位置なら大丈夫、というのを考えながらできた」とその後はパーセーブを続けると、終盤に見せ場を作る。ティイングエリアが前に出され、実測460ヤードに設定された8番パー5。右手前にピンが切られ、その右サイドは大きく傾斜し、池が待ち構えている。花道も狭いなか、フェアウェイからの2打目は直接グリーンをとらえて2オンに成功。イーグルトライはわずかにショートしたものの楽々バーディを奪った。4日間で初めての60台をマークし、笑顔で春のアジアシリーズを終えた。「いままでの3日間とさほど良くなったという感じはなくて、ただうまくハマってくれた。最後にいいラウンドができて良かった」と振り返った一日。先週のシンガポール戦は最終日に「66」をマークして3位に食い込んだが、それに続き、今週も日曜日に好スコアをマークすることができた。サウジアラビア(欧州女子ツアー)からの自身開幕4連戦を終え、1週間のオープンウィークを挟むといよいよ米本格シーズンが待っている。「久しぶりの(米国)本土なのですごく楽しみ。しっかり休んで、いい調整をしてアメリカに入れるように頑張りたい」。手ごたえや課題とともに、笑顔で日本に一時帰国する。

<ゴルフ情報ALBA Net>