このエントリーをはてなブックマークに追加

西郷真央は米本格参戦後初のトップ10へ 「悔しさをバネに伸ばしたい」

<ブルーベイLPGA 3日目◇9日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>紆余曲折あった一日。それでも西郷真央は「71」となんとか1つ伸ばし、トータル5アンダー・12位タイにつけた。

西郷真央の“2024クラブセッティング”をのぞき見【写真】

前半は完全に流れをつかんだ。前方にティが出された3番パー5できっちり2オンに成功すると、そこから2パットのバーディを奪う。さらに続く4番パー3でも、ティショットを2メートル以内につけ連続でスコアを伸ばした。8番でも1つ追加し、スタート時の14位から一気に上位をうかがう位置まで浮上した。それでも、大会を中継するWOWOWのインタビューに応じた時の表情を見ると納得はいかない様子。「ショットが本当によかったので、もっと上に行けたと思う。悔しいです」。フェアウェイキープは11回成功。パーオンも13回を記録し、さらにそれがしっかりとピンにも絡んでいた。この表情の原因になるのは、後半のラウンドだ。強烈なアゲインストが吹く10番パー4でパーオン失敗からボギーを打ったあたりから、不穏な雰囲気が漂う。それが顕著に出たのが12番パー4だった。風に流されたボールがカート道で大きく跳ねたこともあり、見つけ出すことができず、ロストボールでダブルボギーを叩いてしまった。「ここもショットはそこまで悪くないので、なおさら悔しい気持ちが大きい。ちょっとした運がなかったですね」。14、15番で2つ戻したが、17番もボギーとチグハグさを感じながらのホールアウトだった。トップとの差は7打あるが、現時点でのトップ10入りとなる9位グループとの差は2打。まずはその集団の背中をとらえ、そこから一段ずつ階段をのぼっていきたい。「きょうの悔しさをバネに、あしたしっかりスコアを伸ばしたい」。米ツアー本格参戦後2試合目の上位争いに期待だ。

<ゴルフ情報ALBA Net>