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「環境がジュニアたちを育てる」中西直人が男子プロ×ジュニア大会を今年も開催 “クラファン”を立ち上げて支援募る

国内男子ツアー界の盛り上げ役である中西直人が今年で第3回目となる「THE TOURNAMENT for the FUTURE 〜子供たちへの贈り物〜」を3月23日(土)に開催する。

ジュニアゴルファーたちが嬉しそう! プロと楽しくラウンド【写真】

舞台は岐阜県の瑞陵ゴルフ倶楽部。今大会は「プロゴルファーになりたい」というジュニアゴルファーたちに「プロゴルファーの良さを知って欲しいですし、この大会に出場してさらにプロになりたいと思うジュニアが増えて欲しい」という思いから主催している。 参戦する男子プロゴルファーは、昨季賞金ランキング6位の平田憲聖、同7位で昨年の「カシオワールドオープン」でツアー初優勝を遂げた鍋谷太一、同8位で“日本一曲がらない男”の称号を8季連続で記録した稲森佑貴ら18名。各組、ジュニア2名とプロ2名でラウンドする。 今大会を優勝したジュニアには、国内男子下部のABEMAツアーへの出場権(試合は未定)が与えられる。ちなみに、昨年大会で優勝した愛知県出身の加藤金次郎(水無瀬中2年)がその資格で「NovilCup」、「南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント」、「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジINふくしま」に出場。そして「エリートグリップチャレンジ」ではローアマを獲得している。今大会をキッカケにプロの世界で戦う経験ができたのだ。 中西がジュニアのときはこういった大会がなかった。だからこそ、ジュニアが夢に向かって羽ばたけるチャンスを提供したい気持ちが強い。「ジュニアのときに世界に飛び立てる環境があったほうがいい。環境がジュニアたちを育てると思うんです。小さい頃からその環境があると志(こころざし)が高められる。小さいときにこんな試合があればいいなと思ってやっています」と大会開催への思いを語った。 そして、今年もクラウドファンディング(2/9?2/29の期間)を立ち上げて大会を開催する。「みなさんでこの大会をつくれたらいいなと思っています。この大会やっていて良かったなとか、この大会を応援して良かったなと思っていただけるように頑張りたい。達成よりもチャレンジすることが大事だと思っています」。“クラファン”に協力した方たちには返礼品として“HUT TOKYO”とコラボレーションした『大会オリジナルネームタグ』と、ゴルフアパレルブランドの“CLUBHAUS”とのコラボアイテムを準備している。 そして、「毎年思っていることですが、この試合をいつかツアーにしたいと思っています」とこの大会をトーナメントの1試合にすることを目標としている。プロは試合で戦うだけではなく、自分たちと同じようなプロを増やすための活動、ゴルフ界を盛り上げることもしている。その”先陣”を切っているのが中西だ。今年も多くのジュニアゴルファーが夢に向かってモチベーションを高めることとなるだろう。(文・高木彩音)

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