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＜LPGAドライブオン選手権　3日目◇27日◇ブレーデントンCC（フロリダ州）◇6557ヤード・パー71＞12位から上位浮上を目指したムービングデーはもどかしい時間が流れていった。畑岡奈紗は4バーディ・2ボギーの「69」と2つ伸ばしたものの、トータル5アンダーで順位は変わらず。首位との差は8打と開き、残り18ホールへと入る。

畑岡奈紗が投入した謎の“レッドシャフト”【写真】

1番は「悪くなかった」というティショットだったが、風が計算通りに吹かず左に。「たぶん木に当たって落ちたのかな」と、ベアグランドのような砂利道に落ちた。「（ボールが）沈んでしまっていた」という2打目は、グリーンに届かず、いきなりのボギーが来てしまった。その後は、グリーン上で「いいパッティングができていた」と感触こそ良かったが、一筋入らないというシーンが続く。それでも8番でこの日初めてのバーディを奪うと、12番から連続バーディ。「そこはすごく大きかった」とアンダーに潜ると、右側に池が構える17番パー5では花道を利用して2オンと果敢に攻めた。「トリッキーなホール。思い切って狙っていって、それがバーディにつながって良かった」。ショットの感覚を研ぎ澄まし、集中力を切らさない。強風の中でもマネジメントに徹した。ショットでは「速くなりやすい」というスイングテンポ、パッティングでは「風にあおられると揺られている感じはあるけれど、それでも力まないように打つこと」を心掛けた。特にもどかしさを感じたパッティングについては「いいストロークを続けることしかできない。（風の影響で）3メートル以内につく確率が低いので、そこは割り切って、いいストロークを続けていくしかない」と自分をコントロールした。首位との差は8打と水をあけられたが、まだまだ上位に食い込める位置につけている。「午前中のうちにトップ10に入って、どんどんスコアを伸ばせるようにしたい」。ホステスプロとして迎えた開幕戦は上位に入れなかっただけに、このフロリダ連戦をいい形で締めくくりたい。

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