このエントリーをはてなブックマークに追加

ツアー1勝の荒武飛名「もっと早くでればよかった」 今季から参戦の黒田光理「もう少しここで戦えたらな…」【98年組の卒業コメント】

今季15試合が予定されていたマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーは、無事に全日程が終了。同ツアーには年齢制限があり、「ツアーファイナル」を制した佐々木理乃をはじめとする1998年生まれの選手たちは今年で卒業となってしまう。今回は荒武飛名と黒田光理に話を聞いた。

プロテスト合格の本明夏からファンのみなさんへメッセージ【動画】

「思い出に残っているのは、今年の第10戦での優勝ですね」と笑顔で話すのは、昨年からネクストヒロインツアーに参戦する荒武飛名(あらたけ・ひな)。「前半すごくいい流れだったのが久しぶりでした。試合だと多分初めて4アンダーでハーフターンできて、(佐々木)理乃ちゃんとの4ホールのプレーオフもいい思い出です」と悲願達成の試合を振り返った。そんな荒武は「ずっと知ってはいましたが、出れないだろうなって」と、ファン投票に不安があったという。しかし、「思い切って出てみたら、応援してくださる方々のおかげでファン投票で出場できました」と、2年で8度のファン投票での出場。ファンに支えられた2年だった。「世代が限定されているので、同年代とたくさん知り合えていい刺激になりました。ただ、これで終わっちゃうんだって感じ。もっと早く出てればよかったな」と、同ツアーに未練も残ったが、「これからも頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします!」と、前を向いた。

今季からマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに参戦した黒田光理(くろだ・ひかり)は、「テレビに出演したことがなかったのでどうしようかと悩んでいましたが、登録して5試合も出られてよかったなって思います。顔も広くなって、応援してくれる人も増えたのでよかった」と、短期間ながらも居心地がよかった様子。また、「試合後にスイングの動画を見逃し配信で見られるから、自分が試合でこんなスイングしてたんだって新鮮でした。緊張してるなって分かりますね」と、カメラが入る環境が自身のスイングやプレーを振り返るうえで役立ったという。「25歳までだから、もう少しネクストヒロインツアー戦えたらなって思いますが、他の試合で上位争いできるように頑張りたいなって思います。来年もプロテストは受ける予定で、コーチからの指導を受けやすいように拠点を移します」。最後は「1年間応援ありがとうございました。なかなかいい報告はできませんでしたが、これからいい報告できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、ファンにメッセージを残した。マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーから羽ばたく2人の今後の活躍を期待したい。※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

<ゴルフ情報ALBA Net>