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外したのは4日間で4回だけ 稲見萌寧はアイアン変更によりパーオン率で米ツアー選手を圧倒!【勝者のギア】

<TOTOジャパンクラシック 最終日◇5日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72> 日米共催大会は稲見萌寧の今季初勝利で幕を閉じた。クラブ契約フリーの稲見は、ウッド系とパターの5本がテーラーメイド、アイアン6本がミズノ、ウェッジ3本はタイトリストを使用。ボールは契約を結ぶブリヂストン製となっている。気になるのは10月初旬の「スタンレーレディス」から、長年使用していたアイアンを『Mizuno Pro 243』に変更したことだ。

稲見萌寧は笑顔でガッツポーズ! 【写真】

「テーラーメイドのアイアンも合っていて、替えるのに勇気がいりました。小学生の頃にミズノのアイアンを使っていて、その名残で使ってみたら良くて、これで新しくやろうと思いました。クラブにこだわりが強いので、替えただけで驚きの声をいただききますが、今は安心して使っています」 その効果もあってか、今大会では米ツアーの選手たちをパーオン率で圧倒。初日、2日目は18ホールすべてでパーオンを達成し、3日目、最終日は18ホール中16度のパーオンに成功した。パーオン率2位のローズ・チャン(米国)の63回(72ホール)を5度上回る68回で、脅威の「94.4%」をマーク。今季のパーオン率も「73.1%」で全体9位まで持ち直している。 また、稲見の代名詞である『トラス』パターに変更はないが、握り方を右手が上、左手が下を握るクロスハンドから順手に変更した。 「もともと順手で、プロになる時にクロスハンドに変えました。でも、ここ最近うまくいかなくて順手で素振りしてみたら、嫌がっていたミスが出なくて『もしかしたら』と思って。先週のプロアマの途中で順手にしました。3メートルくらいのパットの時に変えました。外したんですけど、左へいくミスが減りました」 コロナ渦で統合された2020-21シーズンに賞金女王に輝いた稲見。20年には1勝、21年には8勝を挙げた時のパーオン率は1位、パーオンホールの平均パットは2位だった。アイアンのチェンジ、そしてパットのグリップの変更により、その強かった頃の姿が戻りつつある。 【稲見萌寧の優勝クラブセッティング】1W:テーラーメイド ステルス2 プラス(10.5度/The ATTAS V2 5S)3W:テーラーメイド ステルス2(15度/The ATTAS V2 5S)3,4U:テーラーメイド ステルス2レスキュー(19,22度/N.S.PROプロトタイプ)5I〜PW:ミズノ Mizuno Pro 243(スチールファイバー fc 90cw)48,52,58度:タイトリスト ボーケイSM9(スチールファイバー fc 90cw)PT:テーラーメイド トラスTB1 トラスヒールBALL:ブリヂストン ツアーB XS

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