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「日替わりだな〜ってショックを受けながら…」 西村優菜は“最低限”の2桁アンダーで週末へ

<TOTOジャパンクラシック 2日目◇3日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>バーディ合戦の伸ばし合いの中で、西村優菜はショットの後に首をかしげ、グリーン上で空を仰ぐシーンが続いた。それでも3バーディ・1ボギーの「70」と赤字にまとめ、トータル10アンダーの7位タイ。「絶対に2桁まではいきたいと思っていたので」と最低条件はクリア。首位と4打差を追いかけていく。

この笑顔を待っていました【写真】

ボギー発進としたものの、2番パー5では下り4メートルを流し込んでバウンスバック。悪い出だしは断ち切ったが、そこからなかなかスコアが伸びていかない。もどかしい時間が続きながら、スコアカード通りの数字を並べてターン。10番で伸ばした後もまた停滞が続いたが、17番パー5をバーディ。「最後ギリギリですけど(2桁に)乗せられて良かったし、あと2日あるのでしっかり上だけをみて頑張りたい」と週末へと向かっていく。初日好調だった、持ち味でもあるショットは、この日はやや散らばった。「日替わりだな〜って。そこにショックを受けながらではあったんですけど…」とパーオンは13ホール。「耐えのゴルフが続いてしまってほんとにピンチばかりだった」と、前日とは一転したようなプレーだったが、悲観はしていない。「4日間でどこかうまくいかない日はあるので、悔しい一日に2アンダーでまとめられたのはよかった」。首位との差は広がったが、残りの36ホールで逆転可能な位置。ショットについては「テンポが悪かったのであしたのあさも調整しながらできたらいい」と前向きに、そして一筋決まらなかったパッティングについても「きょうはほんとに入ってくれなかったけど(笑)、やることは変わらずに」とポジティブに捉えていく。「このショットのなかで耐えていればいつかいいことあるだろうと思いながら、切り替えてやっていました」と悪い一日を乗り切った。あと2日は上昇気流に乗るだけ。出場人数が限られる最終戦出場、そして“米ツアー”初優勝に向けて、西村らしく突き進む。(文・笠井あかり)

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