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『64』で急浮上→PO敗戦も「悲観することはない」 河本結が取り戻しつつある自信

<静ヒルズレディース森ビルカップ 最終日◇27日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6338ヤード・パー71>復活へ、大きな18ホールになるかもしれない。河本結が22位で迎えた最終日に「64」で急浮上。最後はトータル6アンダーのトップで並んだ大須賀望とのプレーオフで敗れたが、その瞳は真っ直ぐ前を向いている。

勝負のパットを外してガックリ…【写真】

それは「(プレーオフは)次、『また頑張れよ』ってことなのかなと思います。悲観することはない。正規の18ホールは、とてもいいラウンドができた。自信につながりますね」という言葉からもうかがえる。今季開幕はレギュラーツアーで迎えたものの、不振が続いたこともありリランキングでその場に残ることができなかった。そして今、2018年以来となる下部ツアーを戦っている。これが3試合目の出場だが、ここまで12位、3位と善戦を続けてきた。そして今週は優勝と紙一重の2位。納得していい結果といえる。「ライン読みがうまくいった」とグリーン上が冴えわたる。結果的に7バーディに加え、ボギーフリーで18ホールを回りきることができた。決着がついたプレーオフ1ホール目も、3メートルのチャンスにつけるショットを放ったライバルを褒めるべき内容。最後まで、戦い抜いたうえでの敗戦だった。18年には4勝を挙げ、ステップ・アップ・ツアーの賞金ランク1位に輝いた。そこからレギュラーツアーでの優勝、そして米国ツアー参戦と階段を駆け上がっていった。「次週からは、気合いが入りすぎないように。目の前の一打に集中してプレーできたら」。再びこのフィールドから飛躍を遂げる。

<ゴルフ情報ALBA Net>