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美しく、強くあれ! 小技師の永嶋花音が反撃の秋へ、マイブームは美容&健康!【大和笑莉奈の突撃ステップ・アップ便り】

<静ヒルズレディース森ビルカップ 事前情報◇24日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6338ヤード・パー71>全23試合が行われる今季のステップ・アップ・ツアーは、現在、秋の10連戦真っただ中。今週は九州から一気に北上し、メジャー大会開催実績もある静ヒルズCC(茨城県)で開催される。自身も同ツアーに出場する大和笑莉奈が注目選手から聞き出した生の情報をお届け! 今週はフレッシュな22歳を直撃する。

勝みなみが虎の前で“ガオー”【写真】

■リベンジの舞台へ2021年秋のプロテスト(コロナ禍の影響で同年は春と秋に2回実施)に合格した永嶋花音(はなね)に話を聞いた大和。今季は推薦などで出られる試合でレギュラーツアーのリランキング突破を図りながらも、後半戦の出場は叶わず。秋以降はステップにフル参戦し、9月末の「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」で4位タイに入った。21年末に行われたファイナルQTでは5位に入り、22年はレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得したが、9月までに23試合に出場し16回の予選落ちと歯が立たなかった。同年も秋以降はステップに専念し、迎えたファイナルQTでは13位とこちらも上位につけたが、今年もレギュラーツアーの壁に跳ね返されている。今の調子を聞けば、「徐々によくなっている」という永嶋だが、迎える今大会のコースは過去にもラウンド経験あり。実は21年春実施のプロテストが同じ静ヒルズ。ここでは不合格となったため、「リベンジ?」と大和が振れば、即座に帰ってくる言葉は「はい」と同時に、「18番がイヤですね」と、難易度の高いコースは要警戒という。■メンタル強化で上向き今季ここまでの総評は、「技術ではないところで自分を苦しめてしまった」と反省を述べる。「メンタルとか考え方、そういうのを少しずつ改善していって、ラウンドのリズムとかですね。急にじゃなくて、徐々によくなっているかなと思っています」と、いまは改善を実感している。「スコアや結果ばかりを考えてしまっていたので、集中することに取り組んでいます。練習ラウンドとかプレッシャーのかからないときはいいけど、緊張すると悪い感じになってしまうからです」と原因を分析。取り組んだのが、ルーティンの見直しだった。大和も気になるそのルーティンとは何か。「同じリズムを心がけるようにしています。素振りから何から、わたしが打つ番になってから打つまでのルーティンを全部同じにするようにしました。速くなったり遅くなったりしていたので」。また、パッティングでは「いろいろ自分にあったリズムを探しながら、唱えています。『ターン、ターン』とか」。緊張すると速くなるというが、「逆に不安になると遅くなったりするよね」と大和。この緊張や不安を感じないためにも、ルーティン、リズムを一定にすることを常に心がける。そんな効果もあって、徐々に成績は上向き。自身の強みもようやく発揮できるようになってきた。「わたしは飛距離ではなくショートゲームでスコアを稼ぎたいと思っています。アプローチ、サンドセーブ、リカバリー。そこで粘っていくのが自分のスタイル。パーパットも得意です」と、同伴競技者からも『小技うまいね』と言われることもあるという点がストロングポイントだ。「その強みを生かせたらいいのでは?」との言葉には、「自信を持っていきます!」と元気よくマイスタイルを貫くことを宣言する。■最近のマイブームは美容・健康プロになってから2年。試合が続く中で、現在はまっているのが美容系。「オフの日はトレーニングを入れたりしますが、その帰りにコスメ、スキンケア用品を買いに行きます。最近ハマりだして詳しくなりました」と、都内で美容グッズの買い物を満喫する。「パックとか買ったり」。ゴルファーは紫外線との戦い。ケアは欠かせないため、今は自分磨きにも励む。「美容家だね」と大和もこの趣味については理解を示す。「いろいろ自力でやっています」と永嶋。「若いときからやっておくのは重要だからね」と大和も応援。美しく輝くプロゴルファーとして花開くのは、そう遠くないかもしれない。ちなみにもう一つハマっているのはアサイーボウル。「今わたしの中でブームが来ています」。フルーツ、豆乳、グラノーラといった食材で、体の中も美しく。ここからも連戦のステップ・アップ・ツアー。残り1カ月を美しく駆け抜ける!解説:大和笑莉奈(やまと・えりな)1990年2月13日生まれ、山形県出身。中学時代にはアルペンスキーで全国大会出場経験も持つ。宮里藍らを輩出してきた名門の東北高校ゴルフ部に進み腕を磨くと、2009年のプロテストに合格。13年には「エディオンレディースカップ」でステップ・アップ・ツアー優勝。レギュラーツアーでも優勝争いを経験してきた。現在はテレビでの解説なども務め、21年にはゴルフ業界活性化、女子プロゴルファーの新たな可能性追求のため、「LPGA女子プロゴルファーズ連盟」を立ち上げた。

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