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グリーンに苦戦の勝みなみ、バミューダ芝との戦いはどうなる? 新投入ボールは相性抜群

<アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ 事前情報◇4日◇オールド・アメリカンGC(米テキサス州)◇6517ヤード・パー71>グリーン上での悔しさがまだ忘れられない。勝みなみは先週の最終日に「実質3パット3回」でビッグスコアとはならず。トータル8アンダーの34位タイで終えた。「それで3打も違うからもっと上に行けたし、“あともうちょっとなのに”というのがあった。ゴルフ的にはいいけれど、納得いかない一週間だった気がします」と、言葉は明るいものの残念そうに振り返る。

勝みなみが練習グリーンで左打ち?【動画】

今週はテキサス戦。コースは一面ベント芝からバミューダ芝へと変わり、そのクセはちょっぴり増した。それでも「どのグリーンもそう(クセがある)だと思う。どのグリーンでも、たくさん練習して対応したい」と、ショットは好調がぶん、開幕前はグリーン上で時間を多く割いた。そしてこの芝質には既視感も。「コーライグリーンみたいな感じで、日本の開幕戦を思い出すような(笑)」と、米ツアーに来る前にも出場した「ダイキンオーキッドレディス」が頭をよぎる。「そういうのも楽しみながら」と話しつつ、まずは自分の打ち出したいところに打ち出せているかを意識してパッティング改善を図っている。パターを変えよう、と思ったりはしていない。「日本でいろいろ変えてもらってよくなった。形を変えてもあれ(エース)に戻るので、ちょっと様子をみてやっていこうかと」。長く愛用するオデッセイ『オー・ワークス パター#1』はすっかり手に馴染んでいて、あとはその相棒を信じてストロークをするだけだ。バミューダ芝はスピンがかかりにくいと多くの選手が苦戦しがちななか、勝は長いクラブでもピタッと止まる球を繰り出している。これは先週に『スリクソン Z-STAR XV』から『スリクソン Z-STAR ダイヤモンド』にボールを替えたことも奏功している様子。「すんなり、そこまで気にせずに替えることができた。ボールの力も借りながら、ロングアイアンでも止まってくれているところもあったので、武器にしていきたい」と、好調なショットにさらに磨きをかけて、チャンスを生み出していくつもりだ。「パットに気をつけて、自分が思ったところに打てれば半分くらい入ると思うので、自分を信じて頑張りたい」と意気込む今週。最低限の予選通過はもちろん、上位争いを繰り広げたい。「初日からひとつでも多くスコアを伸ばして、(上位に)食いこめるように」と見据えながら、最後までパッティングの調整を進めていく。(文・笠井あかり)

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