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悔しさはカレーと一緒に飲み込んだ? 渋野日向子が警戒するグリーンは「パヤパヤ(笑)」

<アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ 事前情報◇4日◇オールド・アメリカンGC(米テキサス州)◇6517ヤード・パー71>先週はチャンスメイクをし続けながらも1打及ばず予選落ちした渋野日向子。肩を落としてコースをあとにしたが、晩ご飯を食べたら少しだけ元気が出た。「やっぱり悲しくても、カレーは美味しいねって(笑)」。悔しい気持ちはアーカンソーに置いて、車でおよそ5時間かけてテキサスへ。気持ちを切り替えて、アジアシリーズ前の最後の大会を迎える。

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カットラインを追いかけた先週の2日目は、最後の最後まで集中力を研ぎ澄ませ、ショットでチャンスを作った。予選通過を目指したが、なかなかパッティングが決まらず、最終18番では2メートルほどのバーディパットがカップのきわで切れた。「ショットはいろいろあったけどよかったし、チャンスにつく回数も多かった。そこに対しては前向きにとらえてもいいかなと」。最近は『日替わり』ゴルフと自身を評したなか、好ショットを多く光らせたことはポジティブに振り返る。そこについては今週も生かしていきたいところ。「しっかりショットで頑張って、チャンスにつけて入れられるように」と話すコースは、湖に面している比較的フラットなコース。バミューダ芝がひろがり、先週とは雰囲気がガラリと変わる。そのなかでも気になるのがグリーン。小さくて硬く仕上がっているが、「グリーンがパヤパヤ(笑)。結構ドライなのでランもするし、キャリーの計算もかなり重要だと思う」。ちなみに、パヤパヤというのは、パサパサ、ガサガサに近い表現だそう。「(ラインが)読みにくいですけど、JBと話し合いながら読めたらいいな」と、キャディのジョン・ベネット氏(JB)も頼りながら先週苦戦を強いられたグリーンの攻略を目指す。「もう少し流れをよくできたらいいな。自分の気持ちもしっかり上向きになっていければ」。ショットでつけて、パターで決めて、耐えるところは耐える、という流れを大事にしながらプレーを展開していきたい。「グリーン周りも難しいラフ。狭いグリーンがたくさんあって、距離感を合わせることも大事だけど、乗せることもかなり重要」と話すなかで、この夏の課題にも挙げていた“パーオン率”は徐々に上向きになっている様子。となれば、あとは強気なパッティングで決め切るだけだ。バミューダ芝のグリーンで大事なのは「しっかり打つこと」。アジアシリーズに向かうまえに、自分らしいプレーを取り戻して、浮上のきっかけをつかみたい。(文・笠井あかり)

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