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先週のリベンジ成功!? 勝みなみは“最後のひと転がり”でバーディ奪取「取り返しました(笑)」

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 2日目◇30日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>出入りの激しいゴルフから踏ん張り、最後は伸ばした。勝みなみは6バーディ・4ボギーの「69」で回り、トータル6アンダー。27位タイと順位はやや落ちたが、「最低条件だったのでそこはうれしい」と、4試合ぶりの予選通過を果たした。

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2番パー5でバーディを奪うも、そこから連続ボギー。5番でひとつ戻しても6番でボギー…と、出たり入ったりの展開が続いた。「ショットがブレ始めてしまって。でも、途中で修正することができた」と、“完璧”だった初日のショットを取り戻すと、スコアカードも落ちつき始める。折り返し直後の10番で3メートル弱を決めて、反撃のスタンスは整えた。だが、11番は同じく3メートルほどにつけたものの、カップに蹴られてパー。「いい感じに流れをつかめるかなというときに“あれ”って。つかみきれない部分があったのでまだまだですね」。波に乗りきることができず、14番で伸ばしても、15番はアンラッキーもあって“お花畑”につかまってボギー。もやもやする展開が続いた。しかし、16番ではギャラリーを沸かせるプレーが飛び出した。2打目を8メートルとピンにつけきれなかったが、続くバーディパットがカップのフチで一瞬止まり、コロッと沈んだ。「本当にギリギリで。一瞬止まったので、また止まるかなと思って」。この『また』というのが、先週出場した日本ツアーでのこと。初日の前半9番で、今回と同様にバーディパットがあと1センチのところでピタリと止まった。そのときはボールがカップに落ちず、パーに終わっていた。「(今回は)ギリギリで入ってくれたので、キャディさんは『わたしの気持ちがボールに乗ってくれたかな』と。(先週を)取り返しました(笑)」という一打に、ギャラリーも大歓声。最終18番でも2メートルを決めるバーディ締め。耐えた一日の最後に浮上してみせた。パッティングでのスコアロスを嘆いた初日、そして2日目だったが、16番のパッティングをきっかけに光も見えてきた。「最後あたりにいいパットができていたので、あすにつながったなと思います。もうちょっと伸ばせたかなという悔しさもあるので、あした伸ばしたい」。観客を魅了した一打を契機に、久しぶりの最終日でも大歓声を引き出したい。(文・笠井あかり)

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